こんにちは。岡山校の澤本です。
先日、川崎医科大学の2023年度入試の抜粋の要項が発表されました。その中でも昨年度と大きく変わった点として、総合型選抜において「中国・四国地域出身者枠」に加え、「霧島市地域枠」と「特定診療科専攻枠」の2つが新設されました。
そこで今回は、新設された2つの選抜枠について、従来の「中国・四国地域出身者枠」と比較して何が違うのかを中心にその特徴についてお話しします。
まず初めに川崎医科大学総合型選抜の概要について簡単に説明します。
川崎医科大学総合型選抜を含め、各推薦入試はそれぞれ特徴があり出願資格や選抜方法
が異なります。そのためしっかり確認をして出願先を決めて頂きたいです。
川崎医科大学総合型選抜においては「中国・四国地域出身者枠」があり、全校からの出願はできません。募集人数が20名の枠となるため、「中国・四国地域出身者枠」に該当する生徒さんはこちらに出願して頂くのをお勧め致します。
また選抜方法が特徴的であり、英語・数学・化学・生物・物理、・国語・一般常識・小論文・面接があります。中でも理科においては3科目とも受験しなければなりませんが、慌てる必要はありません。条件は受験生全員同じです。それよりも各科目の難易度や頻出分野が異なるため、生徒によって必要な対策を行うことが重要です。
加えてどの大学の推薦入試においても面接は重要視されており、川崎医科大学総合型選抜においても同様で、かなり深い所まで質問されます。必ず対策を取るようにして下さい。
以上が川崎医科大学総合型選抜の概要となります。
それでは新設された2つの枠についてお話しします。最も大きな特徴は3点あります。1つ目は募集人数、2つ目は出願資格対象者、3つ目はその他の枠に併願できない点です。
まず募集人数については「霧島市地域枠」が約1名、「特定診療科専攻枠」が約4名と「中国・四国地域出身者枠」と比べ募集人数はかなり少なく設定されています。しかし「中国・四国地域出身者枠」が昨年度と同様に約20名のため、総合型選抜全体としてみれば約20名→約25名と昨年度に比べ5名増加しています。
次に出願資格対象者について、まず「霧島市地域枠」においては文字通り霧島市の高校を出身した者もしくは霧島市の住民が対象となります。一方、「特定診療科専攻枠」においては志願者の出身県は問われません。つまり、今まで出身地の関係で総合型選抜を受けられなかった志願者が全国から集まることとなります。
3つ目の特徴として、「中国・四国地域出身者枠」を含めたこれら3つの出願枠は、併願して出願することができない点が特徴です。例えば、仮に出願資格を満たしていたとしても、「中国・四国地域出身者枠」と「特定診療科専攻枠」を同時に出願することはできません。
出願に迷った時はご相談頂ければ幸いです。
以上が今回新設された「霧島市地域枠」と「特別診療科専攻枠」の特徴となりますが、どの枠で出願しようとも選抜方法に違いはないため、試験対策も昨年度と変わりません。しかし対策をするにしても、総合型選抜の過去問題は一般には公表されておりません。ですが岡山校では毎年受験生からの情報調査を行っており、それをもとに川崎医科大学の「総合型選抜合格セミナー」や「総合型選抜対策講座」を含めた様々な対策を実施しています。また出願についてのご相談も含めていつでも対応致しますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。