将来の良医
を見据えた

富士学院の取り組み

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現役生に向けた取り組み

県教育委員会主催の国公立医学部を目指す県立高等学校生に行う面接対策模擬集団討論・口頭試問対策講座

「高校教育魅力向上事業」において富士学院が講師の依頼を受け、面接対策講座を行いました。

  • 面接対策講座の様子
【生徒のアンケート一部抜粋】

全国の進学校の先生方が参加し、医学部最新の入試情報や合格のポイントなどを共有する勉強会医学部入試研究会

富士学院では高校の進路指導担当の先生方をお招きし、医学部入試についての勉強会〝医学部入試研究会〟を各校舎単位で開催しています。
これまでに参加した進学校は100校を数え、先生方からは非常に有意義な勉強会であったと毎年好評をいただいています。

  • 東京会場 23校29名参加
    開催日:2019年7月13日
  • 福岡会場 26校44名参加
    開催日:2019年7月12日
  • 名古屋会場 7校7名参加
    開催日:2019年9月26日
  • 大阪会場 13校22名参加
    開催日:2019年8月2日
  • 岡山会場 21校22名参加
    開催日:2019年8月30日
  • 鹿児島会場 11校16名参加
    開催日:2019年7月26日

全国の高等学校から依頼を受け生徒・保護者・教職員に対して行う入試セミナー校内医学部入試セミナー

富士学院では医学部現役合格を目指す生徒達を全力でサポートしています。サポートの一環として、富士学院では全国の高等学校と様々な連携をとりながら、数多くの高等学校で校内入試セミナーを行い、生徒、保護者、教職員の方々から多くの感謝をいただいています。

  • 生徒を中心とした医学部校内セミナーの一部
  • 教職員を対象にした校内セミナーでの勉強会の様子
  • 年間行事の保護者会で校内セミナーを活用した様子
  • 生徒・保護者を対象にした校内セミナーの様子
  • 医学部受験は就職試験。医師になるための〝自覚〟と〝覚悟〟を促し意識付けを行う
【お寄せいただいたアンケートの一部】
  • 生徒のアンケート
  • 保護者のアンケート
  • 教職員のアンケート

担当講師や教務担当を交えて指導の目的や目標を共有、
生徒一人ひとりの目標達成に向け、必要なやるべき対策を行う
富士学院の個人指導

個人指導の大きなメリットは、受講生の現状や目的に合わせた必要な具体的な指導が受講できることですが、その反面、生徒と講師が1対1のため講師への甘えや依存心が強くなるというデメリットもあります。富士学院の個人指導はこれらのメリット、デメリットを踏まえたうえで、生徒にとって最大限に効果が期待できる具体的な指導を常に心掛けています。

  • 今回の指導の目的、目標の共有を図るためのオリエンテーション
  • 指導を行うのは4段階選考で厳選された富士学院の精鋭講師陣
  • 授業の進捗状況など担当講師と職員が細かく連携・確認
  • 毎月15日前後 (夏期/冬期/直前指導は指導終了後) にお届けする授業報告書

自習ができる、質問もできる。希望者には土・日を含め学院専用食堂も利用できる!
学校の中では経験できない、生徒全員が医学部を目指す学習環境。
医学部受験の学習環境

学院内はすべて医学部一色で、高卒生の富士ゼミ生達は朝から夜まで、土・日を含め全員が必死で勉強をしています。
学校の中では経験できないこの「医学部受験の学習環境」に触れることは、中・高生にとっても大きな刺激となり、意識の向上を含め必ず今後の受験につながっていきます。

  • 毎日22:00 (日曜のみ18:00) まで開放している自習室。
    授業以外でも利用可能。
  • わからないところは空いている講師に質問も可能。
  • 学院内は医学部受験一色!この環境で頑張るからこそ合格に一歩先んじる!
  • 高卒生の頑張りや切磋琢磨する姿に大きな刺激を受ける現役生も多数!
  • 全国の医学部入試の最新情報が常に揃う環境
  • 学院専用食堂では部活や学校帰りの現役指導生も利用可能
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高卒生に向けた取り組み

ゼミ生自立講座

医学部受験は「医師になる」ための受験です。「医学部に入る」ことが目標となってしまうと燃え尽き症候群になり、厳しい医学教育カリキュラムに耐えることはできません。富士学院では〝何のための勉強なのか〟〝医師になるということはどういうことなのか〟など『医師になる』という自覚と覚悟を促すために年間を通し様々な取り組みを行っています。

  • 学院OBドクターがTV出演をした医療現場の最前線の映像を視て医師の仕事のやりがいを実感
  • 学院本部長の手術の実体験に基づき、「医師になる」自覚と覚悟を促す
【終了後にはアンケートを行い、生徒からのやる気に満ちたメッセージが多数掲載(一部抜粋)】

医学部教授をお招きして医学生体験!医学部模擬講義

富士学院では各大学の医学部教授のご協力を得て医学部の模擬講義を行っています。
この講義は実際の医学部で行われている講義を前もって体験することにより、医学部に進学してからのイメージづくりと、自分が何のために勉強しているのか、どこを目指しているのかなど、生徒自身の自覚や、更なるやる気を促していくことを目標に行っています。

【過去の講義テーマの一部】
【講演者】久留米大学副学長・医学部学生委員長 山木宏一 教授
  • 「模擬PBLチュートリアル」
  • 「医学部医学科の新カリキュラムについて」
  • 「人体の構造と機能について」

資料分析型、課題文読解型、
テーマ型など様々な題材で演習・解説・添削を行う
小論文指導

医学部合格のためには医師という職業に必要な資質や思考を自らが磨いていくという心構えを持つことが必要不可欠です。
富士学院では毎月様々な題材で小論文指導を行っています。

  • 毎月様々な課題を与え、医療ニュースなど日頃からの意識を徹底する
【課題例(2019年6月、7月実施)】
  • 6/4 「チーム医療」を題材とした、800字のテーマ提示型小論文の演習。「チーム医療」の説明
  • 6/11 DVD視聴:「産婦人科医」を題材としたDVDの視聴を通して、チーム医療、医師の研鑽義務、
    全人的医療の在り方などを目で体感する+300字の感想文作成+面接ノート作成
  • 6/18 「医療の場におけるコミュニケーション」を題材とした、800字の課題文読解型小論文の演習、
    「EBM」と「NBM」についての説明
  • 6/25 「『嘘も方便』ということわざ」を題材とした、700字の抽象的テーマ提示型小論文の演習。
    「プラシーボ(プラセボ)効果」等についての説明。
  • 7/3 「医療用具に関するヒヤリ・ハット事例の発生件数と報告実績」を題材とした800字の資料分析型小論文の演習。
  • 7/10 「インフォームド・コンセント」を題材とした200字と400字の設問が分割された、課題文読解型小論文の演習。
  • 7/14 「超高齢社会と医療」を題材とした800字のテーマ提示型小論文の演習。
  • 7/24 「子育てにおける母親、父親の役割」を題材とした800字の資料分析型小論文の演習。
  • 7/31 DVD視聴:「臓器移植」を題材にしたDVDの視聴を通じて、脳死、臓器移植などを改めて体感する。
    +300字の感想文作成+面接ノート作成。

入学してすぐに行う自己分析!
面接ノートで30項目以上に及ぶ質問事項で自身の現状と向き合い、目指す医師像を明確にしていく
富士学院の面接指導

富士学院の面接指導は医学部合格だけではなく、〝医師として活躍していく為に必要な様々な資質〟を鍛えています。

  • 今の自分自身の現状と向き合い、自己分析を行うための面接ノート。
  • 医学部合格だけではなく、医師として活躍していくために必要な様々な資質を鍛えていく面接指導
【面接ノート「質問事項」の一部抜粋】
  • 「なぜ医師になりたいか」
  • 「自分は医師に向いていると思うか」
  • 「どのような高校生活だったか」
  • 「自己PR」
  • 「意見の合わない人がいた場合どう対処するか」etc..

年2回のチーム会議 及び年3回の三者面談

チーム会議は各科目の担当講師・職員が年に数回、生徒を交えて今やるべき課題や目標、合格までの道標を確認し、生徒のやる気を引き出します。
三者面談では担当講師も入って生徒・保護者と今後の指導方針を共有します。いずれも最後に生徒が決意を述べ、生徒自身が自ら頑張り、自らが前に進んでいく事ができるよう、会議や面談を行っています。

  • 各科目の担当講師・職員が生徒情報を共有し
    受験戦略を共有するチーム会議
  • 入学時、7月、11月の年3回実施する三者面談

生徒一人ひとりに元気と勇気を与え、入学から最後の受験が終わるまで必要に応じて随時行う生徒面談

生徒の状況や必要に応じて年間を通し、随時生徒面談を行っています。特に受験期間中は不安になり、入試の結果に一喜一憂しがちですが、富士学院の講師・職員は生徒一人ひとりの受験が終わるまで最後まで全力で生徒を応援し、励まし続けます。その結果、偏差値だけでは計れない多くの逆転合格が毎年生まれています。

  • 生徒一人ひとりと最後までしっかりと向き合い、励まし続ける生徒面談
  • 学習面、生活面、精神面の悩みなどいつでも教務職員が親身になって対応

いつでも質問ができる、専用食堂・専用寮も完備。
全国に広がる直営校ネットワークを活かし、最新の医学部入試情報を共有
医学部受験の学習環境

充実した施設に加え全国8校舎の直営校ネットワークによる最新の医学部入試情報を共有し、生徒一人ひとりにしっかりと活かせる学習環境を用意。
直営校なので生徒情報も共有され、受験期間中も他の校舎で自学習や講師への質問もできます。
また希望者には授業を入れることや、面接指導も行います。

  • 頑張っている仲間の姿が見える一人ひとりに仕切り版のある自習室。
  • 空いている講師にはいつでも質問ができる環境。生活面の相談は教務職員が親身に対応。
  • 1クラス8名以下の科目別学力別クラス編成で行うクラス授業。
  • 必要に応じてクラス授業を抜けて、科目別に個人指導を行うことも可能。
  • ホッと一息つける学院専用ラウンジ。受験情報誌や新聞、給茶機も完備。
  • 校舎内のいたるところに生徒を励ます様々な学院メッセージを設置。
  • 全校舎専用食堂・専用寮完備。栄養バランスを考えた温かくて美味しい食事を毎日三食提供。月に一回は豪華なスペシャルメニューを用意。
  • 受験期間中は全国直営8校舎すべての校舎で、自学習や面接指導を受けることや授業を入れることが可能。(現役指導生も同様)
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合格後の取り組み

発足12年目を迎えた富士OB会
2019年度会員登録数708名(医師168名、医大生等522名)
富士OB会

医学部合格はゴールではなく、医師になるためのスタートです。
富士OB会は、富士学院を卒院し、現在医師として活躍している卒院生や、同じく富士学院を卒院した医大生を中心に2007年に発足しました。富士OB会発足には、大学合格がゴールではなく、大学に入ってからが医師になる為の本当のスタートであり、卒院してからも出来る限り応援していきたいという学院の思いや講師・職員一人ひとりの強い思いが込められています。現在OBドクター186名、医大生522名の合計708名(2019年4月現在)が富士OB会会員として登録されています。

  • 第一回OB総会(2007年)
【合格者一人ひとりに手渡すプレゼント】
  • 『卒院生に贈る合格お祝い号』
    講師・職員からのメッセージを掲載した思い出ブック。
  • 『卒院生に贈る進学先の大学別入学ファイル』
    大学に入学する前に〝心構え〟として、ぜひ知っておいてほしい大学の基本情報や進級情報、その他周辺の街情報など、大学生活を更に有意義に送ることができる様々な情報をまとめた冊子を、大学とOB会員の協力を得て、大学毎に作成しています。
【大学別入学ファイルの掲載内容】
  • ●大学基本情報/カリキュラムの特徴
  • ●就職・資格(医師国家試験合格率/5年間推移)
  • ●各大学から進級についてのメッセージ(留年、放校に関する情報)
  • ●街情報/賃貸情報/生活情報
  • ●生活環境・OBオススメのお店紹介
  • ●先輩からのメッセージ(進級について・知っ得情報等)
  • ●大学毎の富士学院OB会員リスト ほか
【定期刊行物】
  • OB会報誌『YELL』を発行。
    医師として活躍しているOBドクターや医大生の近況や医療業界の情報、その他OBにとって、プラスとなる有意義な情報などを提供しています。

医師として活躍するOBドクターから、新一年生まで
全国各地でOB同士の縦横のつながりが生まれる
富士OB懇親会

OB懇親会は全国各地の会場で行われ、医師として活躍するOBドクターから医学生の新一年生にいたるまで大学や診療科目の垣根を越えた縦・横の大きなつながりが生まれています。

  • 久留米大学医学部富士OB懇親会
  • 関東甲信越ブロック合同 富士OB懇親会
  • 関西地区合同 富士OB懇親会
  • 久しぶりに会う講師の方々のメッセージ
  • 1年生を先輩に紹介するコーナーで順番に自己紹介をする1年生
  • 各大学の垣根を越えた交流が各テーブルで!
  • 在校当時、指導を受けていた講師の先生方からのビデオレター
  • OBドクターによる後輩OBに向けた応援メッセージ
【過去実施大学】
  • 関東甲信越ブロック合同富士OB懇親会
  • 金沢医科大学富士OB懇親会
  • 愛知医科大学富士OB懇親会
  • 藤田医科大学富士OB懇親会
  • 関西地区合同富士OB懇親会
  • 川崎医科大学富士OB懇親会
  • 福岡大学医学部富士OB懇親会
  • 久留米大学医学部富士OB懇親会
  • 鹿児島大学医学部富士OB懇親会
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将来の良医へ
(OBドクターからのメッセージ)

田中里佳 先生
某美容外科クリニック
出身大学:東邦大学医学部医学科
出身高校:博多青松高校
  • 定時制高校を卒業してE判定からの医学部合格、そして国試まで乗り越えられたのも富士学院での基盤があったからだと思います。
  • 私は美容や形成をしたいと思い医学部を目指しました。最初は親が医師だったけども特に医師になりたいという事はなく、ネイルとか女性的な仕事ができればいいかなと思っていましたが、誰にでもできる仕事は嫌だなと思うようになり、途中から医師を目指すようになりました。(一回高校をやめたということもあり、)一発逆転してやろうという気持ちもありましたね。

    【富士学院の日々を振り返って】
    富士学院との出会いは、友達が富士学院で医学部に受かり、ちょうどその時に知り合いから「富士学院がいいよ」と言われたのがきっかけでした。1浪目は大手に行きましたが結果がでなかったので、2浪目は富士学院に行ってみようと思いました。
    大手予備校では100人近くの生徒に同じ授業をやっていて内容も難しく、全然理解していない「解っているつもり」になっていました。でも富士学院は宿題以外にも課題を出してもらい、人の倍の量をやろうと基礎から貪欲に勉強しました。富士学院の授業は、少人数制の授業で、笑いあり、悔しさもありの刺激のあるものでした。先生方には、わがままな私の為に時間と労力を費やして、時には厳しい言葉で鍛えていただき、職員の方々には、朝起きるのが苦手な私を何度も起こしに来ていただいたり、いつも笑顔で声をかけていただきました。富士学院での一年は勉強が楽しく、みるみる成績が上がり、本当に富士学院に来て良かったと思います。勉強は、一人でするものと思っていた私を変えてくれ、支えてくれた富士の皆様に心から感謝しています。

    私は定時制高校を卒業して医学部はE判定からのスタートでしたが、念願の東京の医学部に合格した理由は大きく2つあります。1つ目は『人』です。富士学院は先生と生徒の距離が近く、プライベートの相談まで乗っていただき、非常に心強かったです。また、同じ目標に向かって朝から晩まで一緒に学ぶ仲間がいてくれたことが何より励みになりました。一緒にテストの結果を競い合ったり、勉強を教え合ったり、共に浪人生活を生き抜いた仲間は今でもかけがえのない友達です。同じ志を持った仲間としてテストの勝負をしたり、愚痴を言いあったり、カツを入れ合ったりと、気付けば大きな支えとなっていました。2つ目は『信念』です。私は絶対に医師になって美容医療をやるのだと心に決めていました。誰にでも人生の踏ん張り時というのがあって、今はその時だと。大学に入学してからのテストの日々から国試まで乗り越えられたのも富士学院での基盤があったからだと思います。富士学院で過ごしたあの頃の気持ちを忘れずに医療に貢献していきたいと思います。
    最後に、これから合格を絶対に掴み取りたい方々へ。人生一度くらい、勉強だけの生活は自分の何かを変えてくれます。何年も大手予備校に通うとか、医学部を諦めて他学部に行くという事であれば、1浪目から1年間、富士学院に行って欲しいと思います。
    自分と富士学院を信じて、自分で決めた目標をこの一年で達成する!という気持ちが大事です。迷った時は、自分にこう問いかけてみてください。「落ちても、受かっても、泣けるくらいの努力をしたのか?」と。
梅木祐介 先生
藤田医科大学病院 総合消化器外科
出身大学:藤田医科大学
出身高校:熊本高校
  • 強い気持ちを持って懸命に努力したことは必ず自分の成長の一助になる。それを重ねて段々とスキルアップしていくことが、医師のやり甲斐ですね。
  • 周囲の方々の期待に応えたいそんな気持ちが勉強意欲と合格の力に
    私は富士学院に入学した時、すでに3浪目でした。それまでは地元の予備校に通っていましたが、受験勉強に身が入らず、ふらふらと毎日を過ごしていました。これではいけないと一念発起して実家を離れ、環境を変えて真剣に勉強したいという気持ちが強くなり、富士学院への入学を決意しました。
    富士学院は勉強に集中できる環境が整っていましたが、もともと勉強嫌いであった私は、毎日勉強のみの生活が孤独で辛いと思うこともよくありました。けれども講師の先生や教務課の方が成績のことなど親身に相談に乗ってくれ、親切に勉強のサポートをして下さることで、私の中に、どんな状況でも親切にしてくれる周囲の方々の期待に応えたい、という気持ちが次第に芽生えてきました。そして、その思いが私の勉強意欲を支え、合格することが出来た大きな要因ではないかと思っています。

    問われるのは医学知識だけでなく、臨床技能やコミュニケーションスキル
    医師になるには当然、医学部に入学してからも多くのことを学習しなければなりません。元来、知識詰め込み型の勉強が苦手な私は、進級試験や定期試験の度に苦労していましたが、ちょうど学生の頃に医学教育のカリキュラムが変わり、筆記試験だけではなく臨床技能を評価される試験も組み込まれるようになりました。医学知識のみならず診察の技能や患者さんとのコミュニケーションスキルが重視されるようになってきたのです。
    机に向かう勉強だけではなく、臨床実習などの経験が積める環境は、私にとってとても学び甲斐がありました。また部活に熱中したりするなど、充実した学生生活を送れたことは本当に良かったと思っています。

    医師の仕事は想像以上に過酷それ以上に喜びとやり甲斐のある仕事
    医師になってからは2年間の研修医期間を経て消化器外科医の道を選び、母校の大学病院で上部消化管外科という医局に入局しました。食道や胃に対する腹腔鏡手術の症例が多いことが特徴です。「daVinci(ダビンチ)」と呼ばれる内視鏡支援ロボットを用いた手術にも携わっています。私が所属する医局は、全国各地から国内留学という形で多くの先生方が腹腔鏡手術を勉強するために来られます。そのため、手術の方法や合併症への対応法など、病院や先生によって異なる様々な方法を固定概念にとらわれず学ぶことができるのが有り難いです。いかなる仕事でもそうなのでしょうが、医師の仕事は想像以上に過酷であり、忍耐力と根性が必要だと思います。通常の診療業務が終わった後に書類整理や学会発表の準備などを行い、帰宅するのが深夜になったり、また入院患者の様子を診るために休日に出勤したりすることもしばしばです。このような生活をずっと続けていくことが自分に出来るだろうか、と考えることも時々あります。
    しかし、手術を受けた患者さんが元気に退院した時や、合併症で悩まされている患者さんがそれを克服してくれた時などは、やはり医師になって良かったと思います。また、日々の修練や経験を積むことで、これまで出来なかったことが少しずつ克服され、自分の成長やスキルアップを感じることができる、というのも医師としての大きなやり甲斐の一つではないでしょうか。

    効率の良い勉強も大事ですが、医師になりたいという気持ちが一番
    皆さんは今、合格に向けて日々励んでおられることと思います。医学部は倍率も高く狭き門です。合格のためには効率の良い勉強も大事ですが、合格したい、医師になりたい、という強い気持ちが最も大事だと思います。大学に入学してからも、医療の現場で働き出してからも、強い気持ちを持って努力したことは必ず自分の成長の一助となるでしょう。みなさんが志望校に合格することを願っております。頑張ってください。
井口俊博 先生
岡山大学病院 消化器内科
出身大学:岡山大学医学部医学科
出身高校:英数学館高校
  • 患者一人一人の人生にどこまで懸命に寄り添えるか。医師は感動とやりがいのある素晴らしい仕事です。みなさんと共に磨き合うその日が楽しみですね。
  • 私は平成11年4月から1年間、富士学院でお世話になりました。実際には高校生の時から夏期講習や冬期講習を受講していたので、2年強と言った方が正確かもしれません。富士学院卒業生として、ドクターとして、医の道を志して頑張っているみなさんに一言、メッセージを送りたいと思います。

    最新の医療情報を常に吸収し、人の生死に対峙し続ける覚悟を
    私の言いたいことは二つあります。一つは、「医師としての現実は厳しい」ということ。現在、医師の専門性、つまり質が非常に問われます。常に新たなエヴィデンスが生まれ、それを基に最善の検査、治療が刻々と変わる時代なのです。さらに、インターネットやテレビ等で様々な情報が容易に得られる時代だけに、常に大勢の人々の監視の目にさらされながら、常時勉強をし続け、新たな情報を吸収し続けなければいけない職業をみなさんは志望しているのです。場合によっては理不尽なクレームへの対応に追われることもあります。最終的に人を相手にしない職業はありませんが、医師は場合によっては目前で人の生死にかかわる問題に対峙し続けることになり、その負担の大きさ、重さはたやすく想像できると思います。実際に医師になり、あるいは医学生の段階でそうした現実に直面し、離職したという話も時々聞きます。もちろん、そこまで深刻に考えてなくても医師にはなれるわけですが、それ相応の覚悟は必要ということです。

    患者の人生に寄り添う感動とやりがいに満ちた仕事
    もう一つは「それでも医師という職業はやりがいのあるもの」ということです。少し厳し目に現在の医療について述べましたが、程度の差はあれ、仕事と名のつくものには責任が伴うのはいずれも同じです。その中でも医師は素晴らしい職業であることに間違いはありません。生命はいつか必ず終わるものであり、必ずしも患者全てを救えるわけではありませんが、その過程に精一杯関わり、患者の人生に寄り添うことができた時、それを実感すると思います。医師への道のりはまだ遠いかもしれませんが、今、懸命に一つのことに打ち込むことはきっと、将来の大きな財産になると思います。そして、周りの友人をよきライバルとして仲良く頑張れば、今のみなさんの苦労はきっと花開くと信じています。みなさんの夢が叶い、そして、よい医師人生を歩まれることを願っています。

    完治しにくい炎症性腸疾患。根拠に基づくEBMだけでなく患者の物語に沿うNBMへ
    現在、私は消化器内科、中でも特に炎症性腸疾患を含めた小腸・大腸疾患の診療に当たっており、外来、検査、病棟など充実した日々を送っています。炎症性腸疾患というのは主にクローン病、潰瘍性大腸炎のことを指し、世界中、特に日本を含めた先進国で急増しています。みなさんもこれらの病気で悩んでいる方にこの先、必ず出会うと思います。現時点で完全には治癒しない難治性の病気で、原因も完全には分かっておらず、難しい疾患であることは間違いありませんが、それゆえに医師としての力量を問われる分野でもあり、やりがいを感じています。若い方にも多い疾患だけに、進学、結婚、妊娠、就職など様々なNarrative(ナラティブ=物語)を持っており、より患者の人生に寄り添った治療を考えることの重要性を日々実感しています。これからはEBM※1だけでなく、NBM※2という治療方針がクオリティ・オブ・ライフを守るためにも大切なのです。

    「いまやらねばいつできるわしがやらねばだれがやる」
    岡山大学病院消化器内科ではこの他、小腸検査としてバルーン内視鏡、カプセル内視鏡も扱っています。いずれも比較的歴史は浅い検査なので、新しい発見、知見も多いです。消化器内科は内科でありながら、色々な手技が多く楽しいですね。いずれ、より専門性の高い検査、治療が求められるようになっており、それを一人でこなせるようになるとうれしい反面、その責任の重さも感じる毎日です。みなさんの中から一緒に仕事ができる仲間が出てくればとてもうれしいです。どこかでお会いできる日を楽しみにしています。最後に、実際に私が受験の面接で答えた座右の銘をみなさんに送ります。「いまやらねばいつできるわしがやらねばだれがやる」。頑張ってください。
永田圭 先生
久留米大学病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
出身大学:久留米大学医学部医学科
出身高校:修学館高校
  • 医学部合格はゴールではなく、スタートです。共に勉強している仲間との時間を大切にすることも、良い医師になっていく将来につながる一歩です。
  • どんな医師になりたいのか、明確なビジョンを持ってほしい
    皆さんは医療人になることを志して日々勉強を頑張っておられると思いますが、大学に入ることはその第一関門に過ぎません。入学して6年間学び、卒業試験、国家試験をパスして医師免許を貰い、それからやっと本当の意味でのスタートです。進級判定も以前に比べて非常に厳しく、道半ばで脱落していく人もたくさんいます。理想と現実は大きく異なり、医師になってからも予備校時代とは比べ物にならないほど辛く、きついことがたくさんあります。生半可な理由で医師を志しているのであれば、他の道を選んだほうが賢明です。自分はどんな医師になりたいのか明確なビジョンをしっかり持ってください。それが備わっていてこそ、様々な難関を乗り越えていくことができるでしょう。

    患者さんや医療仲間と優しい心でコミュニケーション
    もうひとつ、心に留めておいて欲しいことは、医師は診察や治療を行う以前に、成熟した人であることです。患者さんや同じ医療に携わっている仲間と良好なコミュニケーションがとれなければ、互いの信頼が得られず、信頼なくして良い医療はできません。そして、病気で苦しんでいる人の気持ちを汲んであげることができ、治療の甲斐なく死期が迫っている患者さんと向き合わなくてはならない時は、その人が辿ってきた人生や家族に思いを馳せることができる優しい心が求められます。それは日常生活の中から培われるものです。ともに勉強している仲間との時間を大切にしてください。勉強仲間とはライバルでもありながら、互いに相手を尊敬し思いやる関係を築いていってほしいと思います。いつか皆さんと一緒に、同じ医療に携わる仲間として働ける日が来ることを願っています。

    頭部にある感覚器や機能の全領域をカバーする耳鼻咽喉科
    私は耳鼻咽喉科に進みましたが、多くの方にとって耳鼻科と言えば、「耳掃除」「鼻吸引」「花粉症の治療」などのイメージを持たれているのではないでしょうか。確かにクリニックへ行くとそうかもしれません。しかし、耳鼻咽喉科は首から上、眼球と脳を除くすべての領域をカバーする重要な診療科なのです。頭部には、嗅覚・味覚・聴覚・平衡覚や嚥下・発声・呼吸など、大事な感覚器や機能が集中していますが、どれが欠けても生きていく上で障害となるものばかりです。機能障害がある場合はそれぞれ投薬で治療したり、必要に応じ外科的治療を行います。最近の話題としては、両側重度難聴の方には人工内耳を蝸牛に留置し、聴覚を取り戻すこともできるようになりました。

    今後のテーマは治療と機能温存の両立
    現在、私が勤務している派遣病院に耳鼻咽喉科医は私一人しかおりませんが、頭頸部領域の手術を数多く手掛けています。甲状腺腫瘍、唾液腺腫瘍、鼻副鼻腔腫瘍、咽頭腫瘍の切除や、扁桃肥大に対する手術を行っています。最近は喫煙や飲酒の影響で悪性腫瘍も増えてきています。初期であれば放射線や化学療法で治療することもできますが、進行すると喉頭癌では患部の全摘、舌癌や歯肉癌など口腔癌では切除後に、腕や腹部の皮膚・血管付きの筋肉組織を使う有茎皮弁やプレートによる再建、副鼻腔腫瘍は頭蓋底手術など、かなり大掛かりな手術が必要となってきます。私たち耳鼻咽喉科医は保存的治療もできますし、外科的に治療することもできるわけです。また、感覚・運動機能を改善する治療も行いますが、残念ながら、音声の喪失、嚥下・嗅覚障害、整容面の問題、また進行副鼻腔癌では眼球摘出も必要になるなど、大きな機能喪失を伴うこともあります。耳が聴こえるようになる、声が出るようになるなど機能が改善すれば患者さんも大変喜ばれますが、治療のためとはいえ機能が犠牲になってしまった患者さんを前にすると複雑な気持ちになります。治療と機能温存の両立が今後の大きなテーマなのです。耳鼻咽喉科に少しでも興味を持っていただければ幸いです。
※掲載メッセージはインタビュー当時のものです。

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