第1回 面接指導

こんにちは。東京御茶ノ水校の梶原です。

6月2日(水)から始まった第1回面接指導期間が終了しました。
生徒は面接指導の準備として、富士学院オリジナルの面接ノート(30項目以上)の作成をしています。その中で生徒は面接官に訴えたい考えや思いをまとめ、担当教務職員は確認とアドバイスをしてきました。
現在、すべての医学部で面接試験が実施されています。大学の面接における目的は、医師になるという覚悟と資質を見極めることです。従って、生徒にはじっくりと自己分析を行いや医師になるという強い決意をもって面接に挑んでもらいたいと思っています。
そのために、富士学院では早い段階から面接ノートを活用して面接指導を行っています。今回は1回目という事もあり、仕上げるのではなく、生徒自身に面接ノートの活用法や自分を見つめ直す材料作りを指導しています。今後も継続して行っていく面接指導が受験勉強を乗り越える原動力になるよう導いていきたいと思います。

この面接指導は将来の良医を見据えた指導と位置づけています。その中で生徒には勉強や生活面に対する意識付けをし、医師になる自覚と覚悟、医学部合格への強い意志と医師として活躍していくための資質を鍛えていると認識を持ってもらいたいと思っています。そして受験期までに生徒自身が自信を持てるように導いていきたいと思います。

医学部合格、さらにその先を見つめて

こんにちは。東京御茶ノ水校の醍醐です。

6月17日(水)に、村田校舎統括本部長による「ゼミ生自立講座」を開催しました。COVID-19の感染防止の観点から、日本全体で学習環境が厳しい状況に置かれ、とりわけ受験生が対策にとまどう中、少しでも早く入試情報を提供・共有し、長いようで短い受験期間を固い志で駆け抜ける原動力となるイベントです。

冒頭で2020年度入試を振り返り、他学部とは異なって、必ずしも偏差値順の合否分布とならない結果になったことは例年と同じであることを示しました。これは、学力試験のみで判定されるわけではない医学部入試の大きな特徴です。面接や小論文が(一般的には二次試験で)課されることで、学力の高さだけではなく、医師という職業への熱意や適性をもスクリーニングされているわけです。倫理性と公益性が高く、そして何より、人の生死を左右しうるという重大な責務を負う職種の養成を社会から求められている大学側は、繊細に、慎重に、合否の決断を下しています。

このことは、過去に在籍した富士ゼミ生の得点開示データを紹介することでお伝えしました。学力試験の得点が高かった受験生であっても、面接の得点(すべての大学で面接が点数化されているわけではありませんが)を合算されたことによって、合否の結果は変わります。したがって、受験しようとしている大学のアドミッション・ポリシー(大学が求める入学者像)やディプロマポリシー(卒業認定要件)と、受験生の熱意や適性、志望理由とがどのようにしたら噛み合うのか、綿密な検討が必要です。これは、受験生一人で行うこととしては負担が大きすぎるので、富士学院では医学部入試に精通した複数のプロフェッショナルがサポートします。

続いて、多くの医学部進学者を育ててきた村田本部長から、合格する受験生の共通点、成長していく人のモデルケース、そして合格を勝ち取るポイントについて、また、本部長自身が入院し、手術を受けた経験をもとに、医師になるということの意味についてお話ししました。講座終了後には、生徒たちが本部長を囲んで、病院での治療や予後がどのようなものだったのか、深く掘り下げて質問・歓談する姿も見られました。

1人の医師が1年に診察する患者さんは、およそ1万人とも言われます。医師は、必ずしも定年にしばられる職業ではありませんから、診察する患者さんは生涯で数十万人にも上ることになるわけです。医師になるための学びに向けて、医学部を目指す勉強にはげむことは、いつか出会うたくさんの人を救うことへの第一歩。富士学院は一丸となって受験生を支えています。

【東京御茶ノ水校】
8/2 医学部実力模試・解説授業

模試を成長のチャンスに

東京御茶ノ水校の迎(むかい)です。

5月30日(土)に、今年度最初の模試である「大学入試 共通テスト模試」を実施しました。
26日に東京でも緊急事態宣言が解除され、多くの生徒が校舎で受験をすることを選択しました。とはいえまだまだ予断を許さない状況ですので、座席はしっかりと間隔をとっての実施となりました。

今回の模試は、昨年までのセンター試験に代わる「共通テスト」を見据えた形式での出題でした。英語はリスニングとリーディングの2部に分かれ、リーディングでは文法知識を問う選択問題がなくなり、英文の概要・要点の把握ができているかを問われる問題が多く出題されました。理科でも、知識をどう活かしていくかという思考力を問う問題が増えたようです。また、数学ⅠAの試験時間は60分から70分に変更されました。

今回の模試を受けて、共通テストがどのようなものかを体感できたのではないかと思います。同時に、マーク式ではありますが、これからの大学入試で出題されるであろう傾向を知り、そうした傾向に基づいた得点力を確認する機会になったと思います。

模試が終了すると同時に、質問ブースにたくさんの生徒が来て、先生方に模試の問題について質問をしたり、感想を伝えたりしていました。また、後日3日の夜間補習では、先生が今回の模試の解説を行ってくださり、多くの生徒が参加しました。

今後も模試の振り返りを大切にして、模試の度に大きく成長していってほしいと思います。