生徒達が医師になる決意をさらに深めた『災害医療』と『トリアージ』

東京校教務課の関藤です。

4月10日に開講式を行い、決意を新たにして出発を切ってから早や3週間が過ぎました。生徒たちは今までの学習方法を見直し、自分にとって必要なことは何なのか考えながら日々学習に励んでいます。

さて、富士学院では週一回のリフレッシュタイムを設けています。初回は防災訓練を実施しました。初めに私から座学にて、緊急時の行動や最低限備えておきたいアイテムの紹介、災害用伝言ダイヤルの使用方法、帰宅困難者になってしまった場合の留意点などを知らせ、「まずは自分の身の安全を確保することが最優先である」と伝えました。また、富士学院には親元を離れて寮生活をしている生徒も多いので、一人暮らし向けの備蓄品や一人で行動する際の注意事項など、あらゆる場面を想定しての確認を行いました。

さらに、校舎長より、医師を目指す生徒にとっては、将来災害現場に出動要請が出ることもあり得るということで、救命の優先順位を決める『トリアージ』などに触れながら災害医療に関するお話もさせていただきました。医師になる決意をさらに深めた生徒もいたようです。

最後に、災害により建物内で火災が発生したという設定のもと、地域の避難場所に指定されている近くの公園まで全員で避難訓練を行い、落ち着いて全員で訓練を終了することが出来ました。

自然災害は、いつどこで何が起きるか全く予想できません。それを不安に思い怖がるのではなく、自身に出来る備えを日頃から考え、出来る事は準備しておくことが肝要なのだと改めて感じました。

光が見えれば受験生は頑張れる。

東京校 校舎長の村田慎一です。
昨年、2月に東日本地区初出校となる『東京校』を開校し、この1年間、生徒の自覚を促し、自立させていく為に講師・職員のチーム体制で、様々な取り組みを実践しながら、生徒達と関わって参りました。その結果として、1年目より国公立医学部の合格として京都大学をはじめ、東京医科歯科大学、信州大学、島根大学等や、私立大学医学部も関東の大学を中心に順天堂大学、昭和大学、国際医療福祉大学等、多くの合格者を輩出する事ができました。また、特待試験や選抜試験等で入学した生徒がいない中での合格実績に誇りをもちました。

合格祝賀会において、生徒の成長した言葉を聞いていると、これまでの合格できなかった原因を明確にし、本人がその事を自覚して改善し、過去の自分を超えることが出来たからだと確信しました。関わって頂いたすべての方々に深謝申し上げます。本当に有難うございました。感動している時間もつかの間、新年度の生徒募集にたくさんの生徒・保護者様が見学・相談に来て頂き、東京校2年目は1年目の約倍の生徒が富士学院を選択してくれました。見学の際にヒアリングを進めていく中で、特に感じた事は、合格に対する現状との距離感を正確に把握できていない点と、医師になる覚悟が決めきれていない点でした。将来の良医へ向かい越えなければならない一つの壁である医学部受験。医師になる本気の覚悟が決まれば、受験勉強も自分の将来の夢に必要な成長の時間となり、逆にその点が薄く、合格する事だけが目的になると、苦しさだけが際立っていきます。受験生は光が見えれば頑張れます。先ずは、一緒にその状況を作っていきましょう。一人で、受験を難しくしないようにして下さい。これからも、たくさんの感動の結果を生み出していけるように、講師・職員一同チーム体制を更に強固にし、富士学院と出会えてよかったと言って頂ける実績を残していくためにも、日々真剣に生徒と向きあって参ります。今後は富士学院を選択して頂いた生徒・保護者の皆様に、学院としてこれまでの22年間で蓄積された医学部受験ノウハウや全国に広がる直営校からの様々な情報を活かし、一人ひとりが納得のいく結果になるように、放任でもなく強制でもなく、生徒一人ひとりの自覚と自立を促す富士学院独自の〝教え育む〟教育を講師・職員一丸となって取り組んでまいります。
また、関東を中心に医学部受験を考えている、生徒・保護者様から信頼され、安心して頂ける東京校を目指し、このエリアでの医学部受験の拠点校として、更に成長できるように精進してまいりますので、何卒宜しくお願い致します。