本格始動

こんにちは。校舎長の奥山です。
新型コロナウイルス感染症がもたらす影響は様々な分野に及んでいますが、教育業界も大混乱となりました。

東京御茶ノ水校も例にもれず、開講式の順延を余儀なくされましたが、オンラインでの授業を基本として、正式な開講から約10日が経過しました。開講式が延期になったとはいえ、受験は待ったなしであることは言うまでもありません。我々職員にとって順延となったこの期間は、富士学院で来春の合格を目指す決意をしてくれた生徒たちに信頼感と安心感を与えられる工夫を考え続ける時間でした。

インスタライブでの授業配信、各教科担当者から出された課題の郵送、朝・夕の全生徒との電話点呼、寮生へのお弁当配達、ZOOMを使った質問対応、翌日のスケジュールと生徒へのメッセージを入れた定時メール配信などなど。改めて「日常」や「平常」というものがいかに有難いことであるか、貴重なことであるかを実感させられました。

また、前期授業が正式に開講した後も毎日の電話での定時連絡は継続し、オンライン授業での不具合がないかの確認、万が一不具合があった場合は録画の配信を行うなど、通常期以上に一人一人の生徒とのかかわりが深くなってきているのは異常事態だからこそ得られた収穫であると考えています。

ZOOMを使用しての授業もようやく軌道に乗ってきた感があります。とはいえ、通信環境等の理由で自宅では受講できない生徒たちには、写真にあるような飛沫感染防止用のアクリル板での衝立を設置して学習指導もスタートしています。

本日、第1回目の週テストが実施されました。在宅受験の生徒も試験資材の事前送付とZOOMを使っての同時間帯での受験となりましたが、全員が無事受験を完了してくれました。

昨日、東京の新規感染者数が3月以来1桁となりましたが、まだまだ安心できない状況です。この先も感染予防には最大限の注意を図りながら、今年のゼミ生全員が「合格」を勝ち取れるよう職員一丸となってサポートしていきます。