3年間大手予備校で過ごし、意を決し富士学院へ。そして見事合格!

国公立の後期試験も終盤を迎え、繰上げ合格や後期試験の発表を待つ生徒がいますが、今日は、今年見事合格を果たしたMさんの学院での様子を紹介したいと思います。
Mさんは、3年間を大手予備校で過ごしたのちに、富士学院に入学してくれました。
ゼミ生には入学してすぐ、去年の『生活スタイル』そして『各科目の学習状況』をじっくりと振り返ってもらいシートに記入してもらっています。さらにそのシートを元に、各科目の担当講師と個人面談を行い、『今すべき学習や今後の方向性』を生徒と相談しながら決めていきます。
Mさんは入学後そのシートを記入し、『今まであまり本気で勉強に取り組めていなかった気がする。今年は、逃げずに学習に取り組みたい』という強い意志のもと、ゼミがスタートしました。
『大手予備校での授業への欠席が目立っていた』と申告してくれていましたが、実際に朝が強くなかったので、8時半の点呼時に電話で起こしたり、寮まで様子を見に行ったりすることもありました。体調を崩してしまった場合には、学院内にある食堂さんに依頼をして、本人に合わせた食事を準備してもらったり、欠席してしまった授業の進度や課題を担当の先生が教えてくださったりと、職員全体で合格に向けて進んでいました。
講師との信頼関係も構築され、授業外の時間もたわいもない会話をしたり、質問をしたりする姿をよく目にしました。また、教務職員とも生活面の話しをしたり、5月からの面接指導をしたりする中で、面接練習に加え日常生活における相談を受ける時間も持っていました。また、ゼミ授業に加え、マンツーマンの授業も履修し、受験期の面接指導も教務職員に加え講師とも時間をとって対策をしていました。
もともとMさんは明るく、誰とでも話しができて、面接も特に問題になることはないだろうと思っていましたが、実際に面接のシミュレーションをしていくなかで、『面接となると思っていることや自分の考えがあっても、どれを選びどのように伝えたらよいのか分からなくなる。』という弱点が見えてきました。その弱点をいかに克服していくか、担当講師の力もかりて、『あふれてくる自分の意見を1つか2つに絞り、聞かれている内容に最適な答えを出す』という思考のリズムを癖づけ、入退室も含めこまめに練習を重ねていきました。
いざ受験がはじまり、一年間の頑張りが形となり一次合格を数校勝ち取る事ができました。そして、二次試験に出発する直前まで、大学のパンフレットを読み込んだり、『志望する大学に入学できたら自分は何がしたいのか』をイメージしてみたりと、ただ聞かれたことを答える面接ではなく、自分の熱意をしっかり伝えられるような面接を目指して、面接対策の時間をもちました。

医師志望理由や大学志望理由の話しをする中で、自分が興味を持っていることがより強まり、Mさんが自分の意志を明確にしている様子をみて頼もしさを感じるようになりました。無事に二次試験が終わり、学院に帰ってきたMさんに感想を聞くと『面接を受けている中でこの大学に絶対合格したい!進学したい!と想いが強くなった』と言っていました。その際の表情は今まで見てきた表情とは違い、とても生き生きとしているように見えました。
そして最終発表の結果は、見事『合格』!内面的にも成長できたとてもよい受験期を過ごすことができたのではないかなと感じています。
良医に向けての道ははじまったばかりですが、『熱意』や『感謝』の気持ちを忘れず、彼女らしく成長し続けてくれることを祈っています。富士学院では一人でも多くの生徒を職員全員で応援したいと思っています。