第一回面接指導がスタート!

こんにちは、教務課の宮川です。
今年はコロナ禍の影響で例年よりも一ヶ月近く開講が遅れましたが、そのような状況の中でも受験に向けての準備や行事等は例年通りに行っていく予定です。

さて、福岡校では6月1日から「第一回面接指導」が始まりました。第一回は個人面接方式で行いますが、受験の直前まで集団面接やグループ討論の練習に加えて大学別の面接指導も行っていきます。
「こんなに早い時期から面接指導?」
「まずは一次試験に通るための勉強が大事ではないか?」
と驚かれるかもしれませんが、富士学院ではこの面接対策を、一年を通して何度も行っていきます。

医学部入試は他の学部と違い、「医師になる人を選択する試験」という意味合いもあり、学力だけではなく医師としての資質も問われ、それらを様々な角度から見ていくのが面接試験です。医学部入試ではこの面接が近年特に重要視される傾向にあり、点数化について具体的に公開している大学もあります。将来医師となるにふさわしい適性、意欲があるか否か、あるいは人間力も見極められます。結果この面接点で大きく差がついて合否に影響することも十分にあります。

「作った答えではなく、自分の思いを答える。」
これが面接試験の基本です。学科試験で合格点を取るだけではもはや医学部に合格するには難しい時代です。準備をするには受験直前では遅すぎます。日ごろから自分の考えをまとめ、自分の言葉として相手に伝えるという習慣を身につけていくことが大事です。そのためにも「面接ノート」をしっかり活用するよう指導しています。早い段階で面接ノートに基づいた面接指導を行うメリットは、自身をより深く知ることにつながり、医師になるという志がより強固になることです。その結果、「やらされる」→「自ら頑張る」方向へとベクトルが変化していきます。漫然と勉強するのではなく、「何のための勉強か」を自ら確認でき、自らの意思で向き合うことができるようになるのも早期に行う面接指導の狙いです。
十分に対策をして、自信をもって堂々と面接に臨めるように、本質をとらえた指導で生徒自身の自覚と覚悟を促しながら、私共教務も一緒に取り組んでいきます。