生徒達がテストに取り組む日々を見守りながら。

福岡校教務課の友田です。

富士ゼミでは各種模試(年間7~8回)や年2回の医学部実力模試、そして私大医学部プレテストなど、本番さながらの受験に即応した試験がある一方、朝15分程度のウォーミングアップと基礎の確認を目的にした朝テスト、そして日々の学習の定着と授業の理解度確認を目的に原則週1回土曜日に各科目30分間(数学のみ60分)の週テストを実施しています。9月の中旬まで、今年は16回を予定しており、既にこの週テストも第5回が終了しました。

週テストは、科目担当して頂いている各先生が指導しているクラスとマンツーマン指導の生徒に対してそれぞれクラス毎に又必要に応じ個人別に作成して頂いており、共通問題ではない点が他のテストと大きく違う点です。生徒にとって授業を理解し知識が定着できているのかが試され、先生にとっては担当生徒の理解度や日々の学習状況をはかる大事な判断材料となるものでしょう。採点結果を見ておりますと、コンスタントに合格点を維持している生徒がいる一方、やはり振るわない生徒もいます。原因をフィードバックしながら、授業に反映されるわけですが、生徒によっては体調を崩したり、勉強が手についていないのではといったことも考えられます。もちろん単純なさぼりや復習不足は厳重注意!
とはいえ毎日の積み重ねを強いられる受験勉強です。生徒にとってはそれが時には無限にも感じる時もあるのではないでしょうか。そうした苦しい状況の中でも週末を区切りに週テストの合格点をクリアするよう復習に取り組むと共に、学習の進捗状況をはかる目安の一つとして位置付けて欲しいものであり、“富士学院ならでは”の特徴あるテストの1つだと考えます。

先生方には毎週金曜日の午前中までに授業進行に沿い既習範囲からの出題でご準備いただくのは大変な作業の連続だと思いますが、例年対策演習期に入るまでの期間ご苦労をおかけしております。
更に実施後、早々に答案を受け取り採点に向かわれる先生方の姿からは、授業での真剣なやり取りや生徒ひとりひとりの成長に目配りされている状況に思いを巡らせては、生徒の順調な成長を願わざるをえません。

さて、今月最終土曜日には進研マーク模試が実施されます。
例えどのようなテストを受けようと受験生にとっては戦いの毎日。良い戦果を得る時もそうでない時も、見守り応援していきたいと思います。
頑張れ受験生!

 

【福岡校で6月開催のイベント】

6月4日(日)久留米大学医学部医学科推薦入試説明会及び医学部教授による特別講義

6月11日(日)福岡大学医学部医学科推薦入試説明会

6月25日(日)元祖医学部実力模試・7/9模試返却会

面接試験の重要性

福岡校教務課の高嶋です。

4月も終了し、5月に入りました。世の中はゴールデンウイークの最中ですが、受験生にとりまして、休みはないと言っても過言ではありません。富士ゼミは4月10日の開講式を受け、11日から授業が始まり、3週間が過ぎました。
富士ゼミ生達は、土・日・祝日も関係ない富士学院での学習・生活にも慣れ、日々の学習、スケジュールに真剣な面持ちで取り組んでいます。この春の悔しかった想いを糧とし、来春の合格へ向け、決意も新たに力強く取り組んでおり、頼もしく、また、嬉しく感じているところです。

富士ゼミでは、開講から約4ヶ月の前期は、主に入試に通用する基礎力の養成を図る、言わば、入試への土台作りの期間です。この期間においても、生徒一人ひとりの状況をしっかり分析しながら、苦手分野の克服を含め生徒毎の指針を明確にし、生徒を中心としたチームで情報を共有しながら指導を進めています。各科目とも学力別クラス編成で、少人数での授業を行い、講師と生徒が、お互い目を見て真剣勝負の授業、そして、学科の授業に加え、毎週1回小論文の授業もあり、総合的な実力養成にも努め、医師になる準備を進めています。
そして、5月の第一週からは第1回面接指導が始まります。福岡校では5月の1ヵ月を通して行うことになりますが、生徒毎に、校舎長・担任講師・教務担当の3名が面接官となり、面接試験の意義や入退出について説明し、実際に模擬面接をしていきます。また、医師になる決意・覚悟をしっかり持つことの重要性やゼミが開講してからの生活面・学習面等につき、問題点・感想等の聞き取りも行います。

来春の平成30年度入試から東京大学理Ⅲも導入することとなっており、面接試験は医学部入試においては必須のものといえます。唯一実施しない地元の九州大学医学部も平成29年度入試から、出願の際に「志望理由書」の提出が義務付けられています。いずれにしましても、医学部合格、そして、入学は将来医師となるためのスタートとなるという医学部入試におきましては、面接試験の重要性は学科試験に劣るものではありません。
面接試験は受験生にとりまして自身の本質が問われます。大学は、それぞれのアドミッションポリシーを念頭に、厳しい6年間の大学生活となるが、それに耐え得る生徒なのかどうか、医師として頑張っていく覚悟はあるのか、これまでどういう生き方をしてきたのか等、質問者の目を見てしっかりと質問を聞き、質問の意味や意図をきちんと理解し、自分の言葉でしっかりと答えることができるか、という点をみています。付け焼刃では対応できるものではありません。

富士学院では、ゼミ生・来院生とも種々面接指導を重ねていく訳ですが、第1回の面接指導は、「面接試験は、最終的にこれからの受験生生活の集大成が表れます。これからの9ヵ月のゼミでの頑張りが来春の受験に自然と出てきます。自分は『こう頑張ってきた』『こう乗り越えてきた』と心から言える自分になって、堂々と面接に臨めるかどうかは日々の意識と頑張りにかかっています。日々の先生方・職員のアドバイスをしっかりと受け止め、勉強にそして自分自身に向き合える一日一日にしていきましょう。」と生徒達を励まし、また、翻って私共職員・講師も日々生徒達と一緒に成長していけるよう努めなければとの思いを改めて強くする良い機会となっています。