年頭にあたって

明けましておめでとうございます。校舎長の奥山です。令和4年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

思い返してみると、昨年もコロナ禍により3度にわたる緊急事態宣言の発令があり、感染予防に気を抜くことができない1年でした。しかし、一昨年と違い、リモートでの授業は全くなく、すべてが対面での授業を予定通り行うことができました。特に、御茶ノ水校ではコロナ第1波から一人の感染者を出すことなくここまで来られたことは、校舎挙げての感染予防対策を行ったこと、特に生徒全員がそれぞれの自覚のもとに感染予防に徹底協力してくれた賜物だと感謝しています。また、医師でいらっしゃる保護者の方々からはアルコール消毒剤やマスクから抗原検査キットに至るまで、惜しみない援助とご協力をいただきました。この場をお借りして心よりお礼申し上げます。オミクロン株という新たな脅威も迫ってきていますが、生徒全員がメンタル、フィジカルの両面で万全の体調で受験に臨むことができるよう、引き続き細心の注意と指導を続けて参ります。。

さて、生徒諸君にとっては様々な不安や悩みを乗り越えてきたこの1年でしたが、あと2週間弱で大学入学共通テスト、18日からは私立医学部入試のスタートを迎えようとしています。最後の最後まで生徒を全力で応援することがモットーの富士学院は、お正月も返上して直前対策を行っています。生徒も集団授業だけではなく個人指導も積極的に取り、総仕上げに余念がありません。

昨年は1月7日に発令された第2回緊急事態宣言下での入試でした。そのため各大学が過敏なまでの感染予防策を行ったため、入試の実施方法も例年と異なるケースが多く見られました。例えば聖マリアンナ医科大学は、例年、英語・数学が各90分で独立した時間割でしたが、昨年度は英語・数学を同一時間帯、150分で2教科を行うという形に変更となりましたが、しかし、今年は例年の形に戻しています。現在、新規感染者数は低く抑えられているとはいえ、まだまだマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保等受験生にとっては窮屈な思いをする受験であることに違いはありませんが、それはどの受験生も全く同じ条件です。環境を嘆くのではなく、与えられた環境下で最大限のパフォーマンスを発揮するという強い心で臨み、合格を勝ち取ってもらいたいと願っています。

最後の受験校の結果が出るまでが受験勉強です。生徒諸君が積み重ねてきた努力は決して裏切りません。努力の花が開くことを信じて一緒に走り抜けましょう。

You can make it!