2021年度から2022年度入試へ

こんにちは。校舎長の奥山です。

2021年度入試も一部の私立医学部、国公立後期の発表を残すのみとなりました。
この一年を振り返ると、第1回目の緊急事態宣言が発令されたため、生徒たちはリモートでの受講が余儀なくされた4月から始まり、対面授業がスタートした5月以降も様々な自粛を強いられる辛く長い1年だったと思います。しかし、富士学院の生徒達は指導に従い、学院内での感染予防に協力してくれました。そのおかげで1人も新型コロナに感染する生徒が出ることなく1年を乗り越えられたことを、本当に感謝しております。また保護者の皆様からは、フェイスシールドや消毒用アルコール、ディスペンサーのご提供まで、本当にありがたいご援助、ご協力を賜りましたことを、この場を借りて御礼申し上げます。

受験指導については、医療現場の混乱、医師の過酷なまでの新型コロナとの闘いがメディアで報じられることが、医学部入試にどのような影響を与えるかは私たちにも最後まで推測できず、今までに味わったことのない先の読めない1年でした。1次の筆記試験でゴーグル着用を指示する大学、2次試験も会場内でオンラインでの面接に切り替える大学など、想像もつかない環境下での受験となりました。

生徒達には、どの受験生も同じ環境下で闘っていること、感染予防を徹底した上での5月からの対面授業開始は大きなアドバンテージであることを説き、不安に押しつぶされずまっすぐ受験に向かう指導を続けてきました。これは1クラス8名以下という少人数制のクラス編成である富士学院ならではの決断でした。

まだ受験結果がすべて出そろってはおりませんが、ふたを開けてみると共通テスト志願者数は535,245名で前年度から22,454名減、国公立医学部志願者数も20,939名で1,207名減、私立においては日本大学が前年度から484名減、東京女子医科大学445名減という状況で、私立でも複数の大学で受験者数を減らすという医学部受験の状況でした。もちろん信州大学のように昨年はなかった2段階選抜(足切り)が今年は実施されたり、志願者を増やしている私立もあったりします。決して医学部入試が易化しているとは言えない状況が今年も続いています。

そんな中、御茶ノ水校の生徒たちは今年もしっかりと結果を出してくれています。今なお、繰り上がりを待っている生徒が複数いますが、医学部専願者の合格者実数(複数の合格があっても1とカウント)での合格率は62.1%に達しています。本当に生徒諸君は最後まであきらめずに頑張ってくれました。いわゆる多浪と呼ばれる生徒たちもしっかりと合格を決めてくれ、「本当にこれまで頑張ってよかった」といううれし涙を一緒に流すことも多くありました。また前期、Ⅰ期は全く結果が出なかった生徒が、後期で初めて来た1次合格から一気に正規合格を勝ち取ったという奇跡に近い逆転劇もありました。それはまさに予備校職員として最高の喜びを感じる瞬間でした。

2020年度生が合格を決め、私物の整理や挨拶に来てくれる一方で、来年の合格を目指す生徒たちが続々と校舎にやってきてくれています。春期講習がスタートするのは3月22日ですが、早期入学特典の無料個人指導を有効に活用しながら来年の合格に向けてスタートしています。私たちもまた新たな気持ちで新年度生とともに成長していきたいと考え、入学三者面談に臨んでいます。国公立後期の発表が始まる3月20日を過ぎると一気に席が埋まってきます。富士学院への入学をご検討されている方は、定員締め切りにならないようお早めにお越しください。お待ちしております。

富士ゼミ(高卒生対象、特待生制度有。男女別専用寮・専用食堂完備※通学可。)
個人指導(中学生・高校生対象※1科目1コマからいつでもスタート!オンラインも可能)