生徒達が医師になる決意をさらに深めた『災害医療』と『トリアージ』

東京校教務課の関藤です。

4月10日に開講式を行い、決意を新たにして出発を切ってから早や3週間が過ぎました。生徒たちは今までの学習方法を見直し、自分にとって必要なことは何なのか考えながら日々学習に励んでいます。

さて、富士学院では週一回のリフレッシュタイムを設けています。初回は防災訓練を実施しました。初めに私から座学にて、緊急時の行動や最低限備えておきたいアイテムの紹介、災害用伝言ダイヤルの使用方法、帰宅困難者になってしまった場合の留意点などを知らせ、「まずは自分の身の安全を確保することが最優先である」と伝えました。また、富士学院には親元を離れて寮生活をしている生徒も多いので、一人暮らし向けの備蓄品や一人で行動する際の注意事項など、あらゆる場面を想定しての確認を行いました。

さらに、校舎長より、医師を目指す生徒にとっては、将来災害現場に出動要請が出ることもあり得るということで、救命の優先順位を決める『トリアージ』などに触れながら災害医療に関するお話もさせていただきました。医師になる決意をさらに深めた生徒もいたようです。

最後に、災害により建物内で火災が発生したという設定のもと、地域の避難場所に指定されている近くの公園まで全員で避難訓練を行い、落ち着いて全員で訓練を終了することが出来ました。

自然災害は、いつどこで何が起きるか全く予想できません。それを不安に思い怖がるのではなく、自身に出来る備えを日頃から考え、出来る事は準備しておくことが肝要なのだと改めて感じました。