医学部入試研究会を開催しました。
こんにちは。広島校の福重です。
9月26日(金)、ホテルグランビア広島にて「医学部入試研究会」を開催いたしました。今年度で6回目の開催となり、広島県と山口県から10校31名の先生方にご参加いただきました。例年を上回るご来場を賜り、最新の医学部入試情報を共有できましたことを、心より嬉しく思っております。ご多忙の中お越しいただいた先生方に、改めて深く御礼申し上げます。
第1部では、学院長村田より、昨年度の医学部入試の総括と今年度入試の変更点、今後の展望について、具体的なデータを交えてご説明いただきました。特に、面接や小論文の重要性、面接指導の要点、面接官が注目するポイントなどについては、実際の事例を交えながらの講演となり、先生方が熱心に耳を傾け、メモを取られているご様子が印象的でした。
第2部では、「情報交換会」を行いました。多くの先生方に残っていただき、各校の取り組みや学校での生徒の様子、本校でお預かりしている生徒の近況などについて、和やかな雰囲気の中で活発的な意見交換や情報共有を行われました。昨年までは、場所を移動して2部制にて、22時まで開催しておりましたが、今年は会場内にて20時30分までに変更したこともあり、名残惜しい中での閉会となりました。少し時間は短くなりましたが、時間いっぱい有意義に過ごしていただくことができました。
ご参加いただいた先生方からは、「うちの生徒を合格に導いていただき感謝しています」「自身の面接指導が間違っていなかったことを再確認できました」「今回の講演内容を面接指導に活かしていきたい」「面接や小論文の重要性に気付かされました」など、ありがたいお言葉を多数頂戴しました。
第1部で先生方からいただきましたご感想をご紹介させていただきます。
・面接で入室から着席までの様子も見られているとのこと。確かにそうだと思いました。やりとりのみでなく所作も日常の様子がでるので、重要視されているということを生徒へしっかり伝えようと思います。
・医学部志望選択が増えている本校においては、この資料を参考に、進路指導をさせていただいております。現役生、浪人生を問わず、お世話になる生徒も増えてきています。今後も多方面から御指導いただきますよう、よろしくお願い致します。
・自分で得られる医学部入試の情報を遥かに超える情報をいただけた。
・昨年も参加させて頂きましたが、今年の状況の変化などもわかりやすく、丁寧に説明して下さり、今年も参加して良かったと心から思っています。
・面接の重要性は聞いていましたが、成績開示を見て、面接の評価でかなりひっくり返ることが分かりおどろきました。
ご満足いただけたことが伺えるうれしいお言葉を多数いただきました。
今後も、医学部を目指す生徒の皆さん、そして日々ご指導されている先生方のお力になれるよう、より一層尽力してまいります。
【広島校イベント一覧】
【10/5】愛知医科大学学校推薦型選抜プレテスト②
【10/19】福岡大学医学部学校推薦型選抜プレテスト②
【10/19】久留米大学医学部推薦型選抜プレテスト②
【随時】医学部受験個別相談会&学習相談会 (中高生・受験生対象随時。事前予約制、10:00〜17:00の間)
順天堂大学の天野篤教授にご来院いただき広島校にて講演会を開催いたしました。
こんにちは。広島校の福重です。
9月23日(火祝)に、順天堂大学医学部心臓血管外科学特任教授で、富士学院OB会の顧問をしていただいております天野篤教授にご来院いただき、生徒・保護者を対象に講演会を開催させていただきました。昨年と同様、祝日開催ということもあり、既卒生・高3生を中心に保護者の方にも多数参加を頂きました。
講演会では「医師になるための覚悟となってからの責任」という題で、受験勉強への心構えや国家試験合格を目指す大学生活などを踏まえながら、時に自身の経験を交え、これから医師を目指す生徒に医師として大切にすべきことをご講演いただきました。貴重な手術映像なども見せていただき、日本の最先端で活躍する医師の生の声に参加者一同、心揺さぶられました。生徒にとっては医師になる決意を強くする貴重な時間となったようです。特に「自分ほど医師に向いている者はいない」「患者さんのために妥協しない」というお言葉が印象に残っており、生徒の感想にも多数の振り返りがありました。また、受験勉強だけでなく国家試験に向けた大学生活の過ごし方、勉強への姿勢やルーティンの重要性、また大学選びの大切さなどについて触れられ、今の努力が医学部合格のためだけでなく、医師としての未来に繋がっていることを改めて考えさせられる内容でした。
ご講演の後は質疑応答の時間を取らせていただきました。質問では、「診療科の選択時に注意することはありますか。」「今後、ロボット支援手術等がより進歩する中で、人間の外科医だからこそ果たせる役割は何であるとお考えですか。」「患者さんと向き合う時に大切にしていることは何ですか。」などの質問に対して、丁寧に真摯にご回答いただきました。
ご多忙の中時間いっぱいまでお答えいただき、大盛況の中終了いたしました。閉会後、参加したみなさんに感想を書いていただきましたので一部をご紹介させていただきます。
〇私が本日の講演で学んだ事は、自身の医師になるという覚悟の不足を感じたことです。私は今年から理転浪人を決めた人間で、理解が足りていなかったり、認識が甘いと感じたりする日々を送っています。だからなのか、医師になるために医学部受験を決断したことには全く後悔していませんが、私が医師に本当になれるのかと弱気になってしまうことがあります。今回、天野教授の講演を拝聴し、今の私にできることは、医学部受験に挑戦できる環境に感謝し、日々の努力量を妥協せずに継続することで、医師に必ずなるという覚悟を早く、より強固なものにし、最速で医学部に入学することだと改めて実感しました。(既卒生)
〇先生が「患者さんのために妥協をしない」とおっしゃっていたことが1番印象に残りました。このことは患者さんに対して医師になってから心がけるだけでなく、勉強においても、常に満足せず、上を目指して努力し続けることが重要だと感じました。今日の講演をきっかけに自分の勉強方法を見直したり、生活スタイルを見直したりしてもっと頑張りたいなと思いました。(現役生)
〇去年も講演を聞かせていただいたのですが、今年は去年よりも更に重く言葉を受け取ることができました。天野教授の「自分ほど医師に向いている人はいない」という言葉がとても胸にささりました。自分に今そこまで自信が持てるほど勉強できているのかと言われると、断言はできないなと感じました。これから日数も少ないので自信を持って受験にいどめるよう、日々の生活から更に意識していきたいと思います。そして天野教授のどこまでも謙虚な姿勢がとても心に残りました。患者さんを診る時に心がけていることで患者さんの後ろからサポートするということを聞き、自分もそのように患者さんと同じ立ち位置、目線になり、治していける医師になりたいし、ならないといけないなと思いました。教授の姿からたくさんのことが学べました。本日は本当にありがとうございました。(既卒生)
〇今自分が興味のあることをたくさん学ぶことができると知ることができました。受験する上での意識の持ち方がどれくらい大切かを知ることができました。勉強において、既知の事象でのミスは準備不足、技術不足など、心あたりのあることがたくさんありました。今の勉強だけでなく、ずっと続くものだと知ることができて良かったです。今が医学部に入るうえでの訓練段階であると聞き、もっと頑張ろうと思うことができました。どの分野の学びにおいても誰かの立場に立って、相手の気持ちを考える、尊重することは本当に大切なことだと気づかされました。完璧さを忘れず、ポジティブに、自分ほど医者に向く人はいないというマインドで、これからも精進していきます。(現役生)
〇私は昔からあまり自分に自信を持てる性格ではありませんでしたが、医学部を目指すようになってから、自信のない医師が患者さんを救えるはずがないと思うようになり、少しずつ自信が持てるようになりました。しかし浪人してから勉強をすればするほど、入試に対する不安が大きくなり、また自信がうすれていました。でも今回の講演でその言葉を聞き、自信を失い始めている自分にハッとさせられ、また初心を思い出しました。これから入試まで勉強するにあたって、天野教授の言葉をずっと忘れないようにいようと思いました。(既卒生)
いただいた感想文からも参加者全員にとって学びと発見がある貴重な講演会となったことが伺えます。特に、11月から推薦入試が始まり、緊張感のあるこの時期にお話を聞けたことは生徒にとっても刺激になったようでした。天野教授には大変お忙しい中、広島校の生徒のためのお時間をいただきまして、この場をお借りして感謝申し上げます。
【広島校イベント一覧】
【10/5】愛知医科大学学校推薦型選抜プレテスト②
【10/19】福岡大学医学部学校推薦型選抜プレテスト②
【10/19】久留米大学医学部推薦型選抜プレテスト②
【随時】医学部受験個別相談会&学習相談会 (中高生・受験生対象随時。事前予約制、10:00〜17:00の間)




















