【第1回 医学部受験に向けての塾・予備校選びのポイント】塾・予備校選びの一般的なポイント

こんにちは、広島校の廣沢です。
広島校では5月27・28日に既卒生を対象に今年度初めての共通テスト模試を実施しました。今回の模試の目的は自分の課題を明確にし、今後の学習に繋げていくことです。現時点での立ち位置をしっかりと理解し、学習に励んでもらいたいと思います。

さて、新年度がスタートし、数カ月が過ぎました。この時期になると、新たな学年になったので…これから夏休みに入る前に…目標とする進路が変わった…現在の環境が合わないなど、様々な理由で塾・予備校に通いたい、変わりたいと思われている方々がおられると思います。

今通われている塾・予備校に不安を感じた際、どのような点をご確認していただきたいかについて、今回から2回にわたり、広島校から伝えたい塾・予備校選びのポイントをお伝えします。

■一般的なポイントとしては、候補となった塾や予備校を調べた際に、

① 生徒、保護者の体験談などを、きちんと確認してみる。
よく読むと何をどのように具体的に指導、応援してもらったか、感謝の度合いなどが一目で分かります。内容によっては本人が本当に書いているのか?と思えるような内容もありますので注意してみてください。

② 塾、予備校の様子がブログなどの情報発信によって頻繁に更新され、教室の様子がよくわかるようになっているか。外部(高校等)との連携がとれているか。
実態がよく見えない際は、ただ授業を繰り返しているだけで発信できる内容がない、職員などの手が十分に回っていない、などが考えられます。また、高校や大学と連携が十分にとれているか、なども確認するポイントです。熱心な指導がされている予備校では生徒の出身高校とも密に連携を行っており、情報共有がされています。通っている進路指導の先生に評判や実績などを聞き、相談してみても良いかもしれません。

③ 合格実績の見せ方。
表面的な合格実績に惑わされないでください。合格実績は、一次、二次、補欠、医歯薬学部全体など見せ方によっては多くみえてしまいます。合格者数とだけ打ち出されていた場合、その数が延べ人数か実数かを正確に知る必要があります。例えば実際には1人が何校も合格した場合、合格者数はその分だけ増えることになります。きちんと「延べ人数」表記されているかご確認ください。また、学力の高い生徒が複数校合格した場合、必然的に合格実績の大学レベルも高く見えてしまいます。不自然にレベルの高い大学が多く打ち出されている場合にはもともと学力が高い生徒による実績であることがありますので要注意です。合格実績についても延べ人数と実数が正確にわかる形で公表しているかどうかにご注目ください。同時に、年度が変わってもホームページなどで合格実績の更新がないままになっている、更新が遅いなども注意が必要です。

④ 面接指導ができるかどうかを確認してみる。
医学部入試では面接試験がない大学はありません。そして、一朝一夕でできるようになるものではありません。できると言っても誰が何をどのように指導しているのか?指導できる職員や講師がどれくらい常駐しているのか?などに注意して確認してみてください。

⑤ 費用対効果を考える。
合格する事が目的であることを大前提にその環境に本当に納得しているか?そこでなら合格できるか?その上で、追加料金がどのくらいかかるか?よく分からない項目の請求はないか?など精査して比較しながら金額を抑える事が必要です。

⑥ 他校舎間での連携が可能かどうか(推薦入試の合格実績についても確認する)
医学部受験は私立の入試を含めると複数校受験することが当たり前になり、全国的な移動が必要になってきます。その際、全国に展開している塾・予備校であっても、フランチャイズ形式であった場合は校舎間での連携をとることができず、移動先での指導ができない場合が多くあります。また、校舎間での連携が取れないということは同時に情報共有がされていないということも意味します。特に、医学部における推薦入試に関してはこれまでの指導実績や入試問題の把握など、情報を持っているかどうかで指導可能かどうかが決まります。推薦入試に関する情報を持っていなければそもそも推薦を受けさせないという塾・予備校もあり、注意が必要です。

塾・予備校をご検討される際には上記6点のポイントについてよくご確認ください。こと医歯薬系の予備校については選択次第で人生が大きく左右されることになります。慎重にご判断ください。

次回は「【第2回 医学部受験に向けての塾・予備校選びのポイント】本校で働く講師の声」と題しまして本校で活躍されている講師がどのような考えで働かれているかをお届けします。この度、講師採用サイトのリニューアルに合わせて実際に本校で指導されている講師の方々に本校でのやりがいや、これまで在籍された他の予備校との違いなどを伺いしました。特に、複数校で指導経験のある講師の声は貴重で、なかなか生の声は聞く機会がないと思います。医学部を目指すための塾・予備校選びのための一つの参考にされてください。

【広島校イベント一覧】
【7/16】(中・高生)夏休みから始める医学部受験セミナー&個別相談会 13:00~(対象:中高生・保護者の方)
【7/17】総合型選抜・学校推薦型選抜個別相談会(川崎医科大学、福岡大学医学部、久留米大学医学部)10:00~17:00(対象:中高生・高卒生・保護者の方)
【7/23】第1回久留米大学医学部学校型選抜プレテスト 10:15~(対象:高3生・高卒生)
【7/23】第1回福岡大学医学部学校型選抜プレテスト 10:15~(対象:高3生・高卒生)
【7/23】第1回愛知医科大学学校型選抜プレテスト 10:15~(対象:高3生・高卒生)
【9/17】医学部合格を目指すための小論文&面接対策セミナー 13:00~(対象:中高生・高卒生※保護者の方はセミナーのみ参加できます。)
【随時】医学部受験個別相談会&学習相談会 (中高生・受験生対象随時。事前予約制、10:00〜17:00の間)