順天堂大学の天野篤教授にご来院をいただき、広島校にて講演会を開催しました。

こんにちは。広島校の山口です。
先日のブログにて順天堂大学のオンラインセミナーに参加させていただいた旨をお伝えいたしましたが、28日、実際に天野篤教授にご来院いただき生徒・保護者を対象に講演会を開催させていただきました。

土曜日ということもあり、学校がある現役生もおりましたので少しでも多くの生徒に参加していただきたく、他校舎とはプログラムを変更いたしまして、第一部に生徒との座談会、そして第二部で講演会という形で開催いたしました。
第一部の座談会では事前に生徒から天野教授に対して質問したいことをまとめておき、その質問に答えていただきました。医師として必要な資質、文章力の身に着け方や英語の勉強法など、ざっくばらんに答えていただき、生徒も大変参考になったようです。座談会後半ではその場でのご質問にも答えていただきました。来月に推薦入試を控えている生徒から「どうしたら面接で緊張しないか」という質問が出ましたが、「試験当日に学力や技術が上がるということはない。それまでかけた準備時間で結果は出るのだからとにかく普段通りでいればいい。」いいかえれば普段が大事であるというメッセージで、生徒も納得しているようでした。先生ご自身も3浪から医学部に入られたというご経験から、既卒生は特に勇気づけられたようです。
第二部では「医師になるための覚悟となってからの責任」という題で、医学部入試や医師国家試験の現状などを踏まえながら、時に自身の経験を交え、これから医師を目指す生徒に医師とはどのような仕事なのか、医師として必要なことなどについてご講演いただきました。貴重な手術映像なども見せていただき、日本の最先端で活躍する医師の生の声に参加者一同、心揺さぶられました。生徒にとっては医師を目指す理由をそれぞれ再確認する貴重な時間となったようです。特に「『自分ほど医師に向いている者はいない』と思って医師を志した。」というお言葉が印象に残っており、生徒の感想にも多数の振り返りがありました。一部、生徒・保護者のご感想をご紹介いたします。

・「自分ほど医師に向いている人はいないと思え」という言葉が心に残っています。私は医師を目指し、富士学院に入塾しましたが、以前は不合格や浪人することを恐れて他の医療職を考えていた時もありました。また、その後も医師に向いていないと考えることもありました。浪人時代から第一人者として活躍する将来を描き、医師になってから大変な努力をされた先生だからこそ、この熱い思いには説得力がありました。私が勉強していることは決して無駄でなく、残り3か月も医学部に入ることを目指して一層頑張ろうという気持ちになりました。医学部に入ってからも進級のための勉強ではなく、自分の良きキャリアを形成するための実のある勉強をし、努力を続けたいと思います。(既卒生)

・英語の教科書で3年前にお会いして以来、今日実際にお会いする機会を得られていることに驚きを隠しきれません。私は学力が不安定な中で拘りを持ち、成すべきことを見失っていたように思います。私は幸せなのだと思います。家族はどこまでも私を見捨てず、職員の方は私の歩むべき道を常に示してくださいます。私のライバルは“ブラックジャック”です。(既卒生徒)

・医師はこの受験勉強での思考法やルーチーンが今後医師になって役に立つこと、そして学習環境、指導者が整っている今、迷わずすべてのベクトルを目標に向けなくてはならないというお話を聞いて、さらに身の引き締まる思いでした。天野教授の実績は素晴らしく、新しい病院のシステムやインドでの画期的な医療を学んでいらっしゃるのを見て、こんなにも日本を良くしようとしている人がいるのだと感銘を受けるとともに、一刻も早く医師になり、一人でも多くの患者さんの役に立ちたいと思いました。(既卒生徒)

・自分自身勉学や浪人の意義について考え込むことが多く、自分は無駄な時間を過ごしていると思ったこともあり、先生の言葉が刺さりました。いつか医師になれたその日に、有益な浪人生活だったと思えるようにこれからも勉学に励みたいと思います。(既卒生徒)

・自分が最も医師に向いていると信じることが大切だとおっしゃっていました。私は医師になりたいとは強く思っていたものの、自分が医師に向いているとは思ったことがなかったです。私も将来医師になって振り返った時に、浪人生活を意味のある時間だったと誇って言えるように努力し続けていきたいと思いました。(既卒生徒)

・私は小、中、高一貫校で学んでいるため、受験というものを経験したことがなく、試験本番、面接がだんだんと近づいてくるのを感じ焦っていました。また、本番で実力を出し切れるのか不安もあります。しかし、先生のお話を聞いて今の勉強は医師になってからも役に立ち、本番で自分がいかにいつも通りのコンディションでいるかが大切で、周りの人が私のことを全面的にサポートしてくれて同じ志を持つ友達もたくさんいるのだから何も恐れずひたすら努力しようと思いました。(現役生徒)

・特に「結果が出た時、それを努力という」とおっしゃったことは印象に残っています。大学入学や国家試験合格は目標ではなく通過点、あるいは出発地点であると認識させられました。天野先生のご講演を通して、これから医師を目指すうえで、自分の努力が正しかったと思えるような努力をし、妥協せず、そして常によりよいものを探求する心を持ち続けていたいと思いました。(現役生徒)

・ご活躍されている天野先生のお話を伺うことができ、とても貴重な体験でした。「自分ほど医師に向いている人間はいない」という強い思いを聞き、これから医師を目指す子供たちにとって改めて覚悟を持つことができたのではないかと思います。私共もできる限りのサポートを今後も続けていきたいと思います。有意義な時間をありがとうございました。(保護者)

・本日は有意義なご講演ありがとうございました。自分自身が医師に向いているという意思、仲間が大切だということ、先生のお話のすべてに納得のいくところがあり、18歳の娘の胸にも響いたと思います。残り少ない受験シーズンでその先を見据えて前進することができる源となったと思います。(保護者)

いただいた感想文からも参加者全員にとって学びと発見がある貴重な講演会となったことが伺えます。特に、来月から推薦入試が始まり、緊張感のあるこの時期にお話を聞けたことは生徒にとっても刺激になったようでした。天野教授には大変お忙しい中、広島校の生徒のためのお時間をいただきまして、この場をお借りして感謝申し上げます。

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