他学部に入学したが、医師への道をあきらめられず富士学院へ

こんにちは、教務課の芹ケ野です。
各私立大学の推薦型選抜が実施されていますが、今回は、学校推薦型選抜で見事合格を勝ち取ったY君を紹介したいと思います。

Y君は高校卒業後、地元四国にある予備校で1年間過ごしました。残念ながらその願いは叶わず、大阪にある大学の理学部に入学することになり、大学のオリエンテーションに参加した時、医師への道をあきらめきれない気持ちが沸き起こり、その日のうちに富士学院大阪校に来院しました。Y君は4月中旬より富士学院に入学し、苦手な数学の個人指導を開始することになりました。学院で毎日夜までしっかり自学習に取り組む毎日を送っていました。

夏以降、模試の結果が芳しくないと精神的に落ち込む場面もありましたが、教務職員全員で支え励まし、地元徳島からもお母様が応援に来て下さる中で、「絶対に医師になる」との決意を固めながら、徐々に前向きな姿勢に戻ってきました。9月からは英語の受講を開始し、10月になって数学の理解が深まってきたころ、推薦の出願について話し合いました。Y君は2浪になることから、出願できる大学は多くはありませんが、科目を絞って対策ができる久留米大学の地域枠選抜と福岡県特別枠を併願で出願することになりました。個人指導受講中の数学と英語は久留米大学対策中心へと切り替え、小論文の個人指導を追加して約1ヶ月半、徹底して対策を行いました。一般選抜までは少し先が長い戦いでしたが、推薦という目前の目標ができたことで、日々の勉強の勢いが出てきました。

6月に実施した面接指導で「面接官に良く思われるような返答をつい考えてしまう」と言っていたY君に、11月からは推薦対策の面接指導を本格的に開始しました。「面接官に良く思われる返答をしようとするのではなく、質問に対して自分の気持ちを真直ぐに伝える」ことを意識する中で、最後の面接練習では、しっかりと自分の意見を述べることが出来るようになりました。

推薦受験の翌日、登校したY君は、受験の様子を笑顔で報告してくれ、その後すぐに一般選抜を見据えて、通常通り英語と数学を受講し、前向きに勉強するY君の姿がありました。以前は模試の成績で落ち込むこともあったY君でしたが、わずか数ヶ月で大きく成長していました。そして、合格発表日の結果は見事「合格」!しかも福岡県特別枠での合格を確認した瞬間、Y君の目から涙が溢れました。すぐに徳島のご両親にも報告。合格発表の日に、地元徳島に帰省する予定を立てていたので、凱旋帰省することが出来ました。

他学部に進学しようとして初めて自分が医師になりたいことを心底自覚できたこと、成績が思ったように上がらずに苦しかった時期も「絶対に医師になる」思いを貫き、「将来の患者さんのために」勉強に向かい続けたこと。今年、Y君が経験したことは、大学入学後も医師になってからも、必ず活きてくると思います。医師のスタートラインに立ったY君、本当におめでとう。更なる成長を願っています。

医学部合格を勝ち取る上で大学の選定は非常に重要になります。私立医学部は日程次第で複数の大学を受験できますが、各大学で出題傾向や難易度、配点も異なるため、自分の現状をしっかり把握し、正確な情報のもとにした出願校選定が必要となります。富士学院大阪校では出願相談も随時お受けいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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医学部受験個別相談会&学習相談会(中高生・受験生対象随時。事前予約制、10:00〜17:00の間)
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