最善を尽くす日々

教務課の伊藤です。宜しくお願いいたします。
前回の山田校舎長のブログにもありましたように、5月25日から大阪校も対面授業を開始しました。ゼミ生たちは、新型コロナウィルス感染防止に最善を尽くしながら登校し、毎日真剣に授業を受けています。また個人指導を受講している現役生たちも、オンライン個人指導から対面の個人指導に切り替えて、元気に来院しています。

富士学院には教育理念があり、その中に「身を挺して守り、成長させる」との一文があります。私たち大阪校の職員・講師は、それぞれが自分自身の感染予防は当然としながらも、生徒たちを絶対に感染させないとの覚悟を持って、日々生徒たちを迎えております。

今日は、大阪校で行っている感染予防対策を少し紹介したいと思います。
まず、夜間の自学習会場の工夫です。通常は大講義室にて1つの机を2名で使用してもらい、全員揃って自学習に取り組んでもらうのですが、生徒同士の距離を空けるため、1人で1つの机を使用できるように、大講義室を使用する生徒とゼミ教室を使用する生徒に分けて3密を避ける形で夜学習をしています。教務課職員で知恵を出し合って、生徒たちを4名以下のグループ分けをし、そのグループ単位で指定された教室を使用してもらっています。
ただ、各グループの自学習教室が日によって変わることもあるので、少し気になっていたのですが、生徒たちは理解してくれて、不平不満を言う生徒はだれ一人としておりません。将来、医療業界に進もうとしている受験生らしく、自分のことだけでなく、他の生徒のことも考えてくれて、本当に嬉しく思っています。また、日によって教室が変わる中で自学習を続けることは、環境が変わっても集中できるように成長できる効果もあるとも思っています。

次に小論文授業の会場です。対面授業開始において一番悩んだのが、最も多くの生徒が集まる小論文の授業でした。科目別学力別の少人数クラスで実施する富士ゼミですが、大阪校の場合は、ゼミ生全員を2つのグループに分けて25名ずつで小論文の授業を行います。もちろん、通常であれば大阪校の校舎内で実施できるのですが、大切な生徒たちのために、できるだけ良い環境での受講させてあげたいとの思いから、学院長にも相談し大阪校の2件隣りにある「梅田センタービル」32階の会議室を使用して小論文の授業を実施しています。いつも以上に広くて、高所にある会場での授業となり、生徒たちにとっては気分転換にもなっています。楽しそうに学院から会場に移動し、小論文受講後には笑顔で学院に戻ってきています。

コロナ対策がいつまで続くか、私にはわかりません。受験時期の環境がどのようになっているかもわかりません。今できることは、決して油断せずに感染予防に最善を尽くすこと。そして2021年度入試の準備として、当然ながら学力をつけ、将来、医師になる資質を養い、人間力を磨くこと。そして受験時期がどのような環境になっていようとも「絶対に乗り越える」と思える精神力をつけること。これが2021年度入試に向けて最善を尽くすことだと思っています。
受験日へのカウントダウンは始まっていますが、慌てることなく、自分を信じて、今日やるべきことを確実にやることです。共に健康で、必ず勝とう。