「富士OB会顧問、順天堂大学 天野教授 自立講座」を開催しました。

教務課の中田です。
9/28(日)、富士OB会顧問である天野篤教授による自立講座が行われました。
当日は鹿児島県医師会館をお借りし、鹿児島校に通っているゼミ生や来院生、その保護者様、また、各高等学校からのご紹介のあった生徒さんや先生方も含め、約70名のご参加をいただきました。

富士学院の自立講座は、生徒さんに「良医を目指す自覚や覚悟を促し、勉強へのモチベーションを高めていくことを目的」としています。

天野篤先生は、2012年に明仁上皇陛下の心臓バイパス手術の執刀医を執り行われました。当時、東京大学医学部と順天堂大学医学部のチームリーダーもご担当され、国民が注目する中、人工心肺装置を使わず、心臓が動いたまま行う「オフポンプ冠動脈バイパス手術」で手術を成功に導き、一躍時の人になられました。

現在では、順天堂大学医学部附属順天堂医院 理事 心臓血管外科特任教授として、患者さん一人ひとりに向き合い、「人生の質」を最大限に高める治療方法を提供されております。
また、ご自身の経験を基に、良医を目指す学生さんや医療現場で働かれている方々に激励やアドバイスを発信されております。

自立講座では、「良医になるための覚悟となってからの責任」というテーマで講演していただきました。「患者さんが出されたキーワードを受け取る感覚は、入試問題が何を問うているかを読み取る感覚と非常に似ていること」や「すぐ行動、すぐ実行。しかし、一定のスピードで全体を見ながら」、「道に迷ったときはワクワクする方を選ぶ」など、受験やその先の人生を見据えた金言となるお話が多くありました。

一部感想をご紹介いたします。

「一点でも多く点を取る」ではなく、「完璧を目指す」という姿勢を私もつい最近、意識し始めていたので、先生のお言葉を胸に残りの受験勉強を精一杯努力していきたいと思います。

「自分ほど医師に向く人はいないと思っている」とおっしゃっていましたが、私もかなり正義感が強く、「小さい頃から困っている人は助けてあげたい」と思い行動することが多く、自分は、医師になるべきだとはずかしながらも自負しています。受験勉強の中でミスが多いという壁にあたっています。将来ミスを見つける力は大事だと思いますので、気づけるように努力しています。医師になれるようこれからも努力を重ねていきたいと思います。

「絶対に医師になって患者さんを助ける」という夢に向かって日々努力し、達成します。 英語の教科書で先生のことを知り、本日、目の前で講演を聴くことができてすごく良い機会になりました。先生のような医師になれるよう頑張っていきます。

私は医者になってから患者の命を背負うものだとばかり考えていましたので、「医者になりたいと思ったその時から自分は患者の命を背負っている」というお言葉に感銘を受けました。私の肩にはもう何人もの患者の命がかかっていると感じて、今まで以上に勉強を頑張ろうと思いました。

成長するために―、良医になるために―。
自立講座からヒントを得て、受験勉強への意識も高まったことでしょう。
大学共通テストの締め切りが過ぎ、気が引き締まりますね。
後悔のない年にするために富士学院一同、今後もサポートしてまいります。

自立講座をしてくださった天野篤教授、重みのあるお言葉が生徒さんの励みとなりました。
私たちも生徒さんと共に走り切ります。
お忙しい中、誠にありがとうございました。

【鹿児島校イベント一覧】
【10/26】久留米大学医学部推薦型選抜対策講座Ⅰ・Ⅱ
【10/26】福岡大学医学部学校推薦型選抜対策講座Ⅰ・Ⅱ
【11/30】鹿児島大学医学部学校推薦型選抜直前面接対策
【11/23〜1/10】私立医学部出願相談会
【随時】医学部面接指導
【随時】医学部受験個別相談会&学習相談会 (中高生・受験生対象随時。事前予約制、10:00〜17:00の間)