『医師になる』自覚と覚悟を促す為の取り組み

はじめまして、教務課の山下です。

6月8日(月)富士学院 鹿児島校にて、富士学院 本部長 村田によるゼミ生自立講座を開催致しました。
「医学部に入る。」ことだけが目標になると、燃え尽き症候群となり厳しい医学教育カリキュラムに耐えることができません。“何のための勉強なのか”、“医師になるということはどういうことなのか”など『医師になる』自覚と覚悟を促す為の取り組みの1つです。

今回は、医学部入試の現状、合格していく人の共通点についてのお話がありました。

医学部入試の現状としましては、難易度の高い問題を正解すること以上に「基礎・基本的」な問題を確実に得点することが重要になること。また、学力だけでなく面接がいかに重要になってくるのかということを具体的な事例をもとに説明されました。面接の対策には、「なぜ医学部志望なのか」「なぜこの大学志望なのか」「自分の長所・短所は」など、自分の言葉で話せるようにする為に早いうちから自己分析をすることが大事になること。つまり、「日常」が「そのまま」入試本番に繋がりますとのお話がありました。

その後、合格していく人の共通点についてのお話があり、『感謝・素直・自立』のできる人だと教わりました。「保護者をはじめ、周囲で支えてくださっている方々に感謝すること。」
「新しいものを取り入れることは、とても難しいことですが、新しいものに自分を合わせて一回やってみる。新しいものをやってみないと、今の自分を変えられないし、自分の成長を止めてしまいます。だから、まず素直にやってみること。」
「自立するということは、孤立しないということ。」
周りから見て『わかりやすい人』は、助けてくれる人や気づいてくれる人が多く、結果として大きなサポートを得ることに繋がり、成功するそうです。身の回りの人々や環境のすべてに感謝して、素直な心ですべてを受け止めて、自分を変化させることが自身の成長に繋がると学びました。

生徒たちは、しっかりと本部長を見て話を聞き、中にはメモを取りながら聞く生徒、涙を流して話を聞く生徒もいました。(終了後に話を聞くと、両親や先生、教務職員、すべてに感謝が足りていないと深く反省をしたそうです。)
ゼミ生に向けての講座ではありましたが、私自身が社会で成長していく上でも大切なことを学ぶことができました。

ゼミ開講から約2ヶ月を振り返りながら、今後をより具体的にする貴重な時間になったのではないかと思います。

少しずつ日中の気温も上がり、夏が近づいています。
今後も新型コロナウイルスや熱中症の対策に細心の注意をはらいながら、微力ながらサポートしてまいりたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。

☆多くの学校が通常授業に戻り、気持ち新たに生活リズム・学習リズムを構築されていることと思います。自粛期間の学習を補いたいとのご相談も多く、校舎見学を兼ねた入学説明会にご来院される中高校生の皆さん、保護者の方が増えてまいりました。現役生の授業は個人指導になりますので、指導枠には限りがございます。お早めにお問合せいただけますと幸いです。医学部入試の現状と最新の情報をあわせまして、当学院の授業をはじめとした学習環境についてご説明差し上げます。