OBに聞く大学生活

こんにちは。教務課の石榑です。

名古屋校は開講して8年が経ち、これまでに入学した生徒たちを数多く医学部に送り出してきました。そして富士学院を卒院後も、遊びにきてくれる元生徒たちがたくさんいます。ただ単に勉強を教える―教わるという関係ではなく、一緒に悩み、苦労してきた日々があったからこそ、OBたちは富士学院のことが原点になっている様子で、私たち職員・講師にとってとてもうれしいことです。私も大学生になった元生徒たちに、元気な顔を見せてもらい、いろんな話を聞かせてもらえるのがとても楽しみです。ついつい親戚のおばちゃんのようにいろいろ聞いてしまうのですが、もちろん一番多く聞くのは大学での勉強についてです。

医学生になった人に「大学の勉強はどうか」と聞くと、「めちゃくちゃ大変だ」と言う人や、「今はそれほど大変ではない」、という人など様々ですが、『今は』それほど大変ではない、ということは今後学年が上がると大変になるということですので、どの大学に行ってもやはり医学部の勉強は厳しく、楽々と単位が取れるものではないのだと思います。人の命・生活に深く関わり、大きな責任を負う医師になるためには当然のことなのでしょうが、医学部全大学が国際基準に合わせてカリキュラムを変更したことに伴い、医学生にとって数年前よりもさらに厳しさが増していることが、元生徒の話からも伺えます。

先日も、現在は私立医学部4年生の元生徒が遊びに来て、いろいろと話を聞かせてくれたのですが、無事にすでに5年生になることが確定しているものの、勉強のしすぎでなんと円形脱毛症になってしまったとのことです。医学部の大変さについてはある程度は理解しているつもりでしたが、彼はもともと高い学力を持って医学部に入学し、性格も明るく根性もある生徒でしたので、そんな彼でも脱毛症になってしまうくらい大変なんだということに驚きを隠せませんでした。

今受験生の人は、このブログを読んで、今でも大変なのに更に大変になるのかと、どんよりした気持ちになってしまうかもしれません。ですが、大変さや厳しさの先にある、医師になって社会や人々を支える自分の姿に目を向けてもらいたいです。名古屋校に遊びにきてくれる現医学部生の人たちは、みんな明るい表情で、忙しく大変な毎日のことを楽しそうに話してくれます。将来医師になるという自覚を持って、充実した日々を過ごしていることの表れだと思います。受験生の人は医学部に合格するために受験勉強をしているのではありません。その先の未来に向かって、体調を崩すことなく、残りの時間を丁寧に過ごしていきましょう!

【名古屋校で10月開催のイベント】

10/22(日)私立医学部受験セミナー(中高生、受験生及びその保護者向け)

10/29(日)藤田保健衛生大学推薦・AO入試直前対策講座(受験生向け)

10/29(日)・11/5(日) 藤田保健衛生大学推薦・AO入試直前対策講座(受験生向け)

11/5(日)・11/12(日) 愛知医科大学推薦入試直前対策講座(受験生向け)