立ち向かう勇気・ピンチはチャンス

十条校の荒井です。

今や全世界は、これまで経験したことの無い異常事態に直面しています。新型コロナウイスルの驚異的な感染拡大は、先の見えない不安との闘いです。
日本では緊急事態宣言も徐々に解かれ、少しずつ日常が戻ろうとしています。しかし、第二波、第三波の事態が来るかもしれず、余談は許されません。

こうした状況において、今、何をし、どう選択していくかは、社会も、企業も、そして一人ひとりにとっても、その真価が問われる非常に重要な観点です。様々な課題に対して下していく決断は、時間との闘いでもあります。

私たち富士学院は、人生を懸けて医学部受験に臨んでいる生徒達にとって、今何が最善最良なのか、日々激しく変化してく現状の中で、学院として出来うることを全力で取り組んでいます。

コロナウイスルの発生当初から、今後を見越した10000枚のマスクの確保。学院の消毒や換気の徹底、検温や体調管理。クラスターを懸念して、学院への登校を中止し、オンライン授業に切り替え、寮生には併設食堂で作った安心安全な弁当を三食配達するなど、生徒一人ひとりの健康管理を徹底して心掛けてきました。

また、気持ちが緩むことなく学習に取り組めるよう、ゼミ生達に毎日メールで課題を出し、随時その添削と返却をしています。当初はインスタライブでの一斉授業でしたが、5月7日からは、生徒と講師が双方向でやり取りできるZ00Mによるクラス授業、個人指導がスタートでき、通常の授業と変わらない形で受講することが可能となりました。日々智栄をしぼり、更により良いシステムの構築など新たな取り組みを、生徒の満足度の高いものになるよう日々奮闘しています。

生徒とのZOOMによる面談を通して、学習面や生活面などを具体的に把握し、生徒の様々な現状や相談にも対応しています。

現在では、飛沫感染対策用のアクリルパーテーションの準備も整い、8人用のゼミ室で対面での個人指導なども行っております。

去る5月6日、例年なら大講義室に全員が集う開講式も、今年は自宅や寮からZ00Mでの参加となりましたが、画面を通して生徒たちが発した決意の言葉に、私達は心を動かされました。この苦境の中にあっても「今年、絶対志望校に合格する」という決意と共に、一番多かったのは、いつも応援してくれている親御さんや教職員への感謝の言葉でした。
「勇気をもって立ち向かえばピンチはチャンス」となります。私達は試練を乗り越えた者には必ず未来は開けると確信し、これからも全力で生徒一人ひとりを応援して参ります。