2025年度医学部受験に見事打ち勝ったM・Hさんの合格体験記です。

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2025年度合格体験記

奈良県立医科大学医学部医学科合格

一般選抜(前期日程)

M・Hさん

富士ゼミ生
茨木高校

一年間の浪人生活は決して楽なものではありませんでしたが、医学部受験を通じて多くのことを学びました。富士学院でなければ、この春を迎えることはできなかったと確信しています。

私は今年一年間浪人して、第一志望であった奈良県立医科大学を含む複数の医学部医学科に合格することができました。高校時代は部活動に全力を注ぎ、勉強時間を十分に確保できないまま受験を迎え、すべての医学部入試で不合格という結果に終わりました。振り返れば、勉強習慣そのものが身についておらず、部活動の合間に必死で詰め込む学習では医学部合格は難しかったのでしょう。しかし、医師になりたいという強い思いと「このままでは終われない」という不完全燃焼感から、両親に相談し、「今年で決め切る」という覚悟で浪人を決意しました。
私が富士学院に通おうと決めたのは、医学部合格実績の豊富さと学習環境の充実さです。大手予備校では自習室の場所取りが必要で、しかも時間制であることが多く、勉強面以外での負担が大きいと感じました。専用自習机のある京都校では、一日中勉強に集中できる環境があり、また、少人数であるため先生方からのサポートが手厚い点にも惹かれました。朝七時半から夜十時まで開校しており、自分のペースで長時間学習できる環境は、浪人生にとって何よりの味方でした。
私は毎日朝八時に登校し、夜十時に下校するという生活を一年間欠かさず続けました。週七日予備校に通うというハードなスケジュールでしたが、家に一人でいるよりも、予備校で集中して勉強できる環境が常にあることが、どれだけ心強かったか言葉では表しきれません。高校時代は部活動優先で確立できなかった勉強習慣も、このような環境に身を置くことで自然と身についていきました。最初は長時間の学習に慣れず苦労しましたが、同じ志を持つ仲間たちと机を並べて勉強する姿に刺激を受け、次第に自分のものとして習慣化していきました。
一年間通って本当によかったと思うのは、毎週土曜日に実施される週テストがあったことです。高校時代は予習も復習も苦手で、授業を受けても受けっぱなしの状態だった私ですが、週テストがあったからこそ授業の復習、わからないところの質問、また予習に努めることができました。見落としがちなポイントをチェックしてくれるようなテスト形式で、授業内容を漏らさず着実に習得することにつながったと思います。勉強習慣のなかった私にとって、この週テストは学習サイクルを確立する重要な柱となりました。「今週の授業内容をしっかり理解しないと、土曜日の週テストで恥ずかしい思いをする」という危機感が、自然と予習・復習の習慣を生み出してくれたのです。毎週の週テストをしっかりとこなしていくうちに、気づけば成績が自然と伸びていきました。
私は数学が本当に苦手でした。そこで取り入れたのが、「予習・授業・復習・追加演習」のサイクルです。予習の段階でその範囲の基礎問題を見直し、授業を受けた後は復習だけでなく、類似問題を探して自習時間に演習しました。苦手分野は先生に質問しに行き、追加問題をもらって繰り返し解くことで着実に力をつけていきました。高校時代は、問題が解けなくても「わからない」と放置してしまう癖がありましたが、富士学院では質問しやすい環境が整っており、疑問をその日のうちに解消できる習慣が身についたことは、大きな変化でした。
国公立医学部受験では共通テストの国語が必須科目となるため、もう一つの苦手科目だった国語にも力を入れました。富士学院では必ず週一回、現代文・古文・漢文の授業があり、一年間継続して受講することで、確実に点数アップにつながりました。現役時は7割程度だった得点が、浪人時には九割五分にまで向上しました。これは、先生が論理的に重要なポイントを説明してくださり、今まで勘で解いていた問題を見直すことができたからだと思います。国語は「センスの科目」と思い込んでいましたが、実は論理的なアプローチと地道な演習の積み重ねで克服できる科目だと気づかされました。
一年間の浪人生活は決して楽なものではありませんでしたが、自分の目標に向かって全力で取り組んだこの時間は、私の人生において大きな財産となりました。勉強習慣はもちろん、困難に立ち向かう精神力、計画的に物事を進める力など、医学部受験を通して多くのことを学びました。富士学院でなければ、このような春を迎えることはできなかったと確信しています。これから医学部を目指す後輩の皆さんも、ぜひ富士学院の環境を活かして夢をつかんでください。最後に、一年間支えてくれた両親、富士学院の先生方、共に戦った友人たちに心から感謝しています。

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