2023年度医学部受験に見事打ち勝ったA・Nさんの合格体験記です。

富士学院の良いところは、基礎を徹底的に鍛え直し、その上で各単元ごとに受験に必要なポイントを的確に網羅して、それを確実に解けるようになるまで導いてくれるところだと思います。富士学院に入学した一浪目当初の私は、まだ理系科目三教科とも、自分の分からない所がどこなのかも分からない状態でしたが、各教科の先生方の教えを信じて素直に吸収すれば、確実に成績が上がると感じることができ、安心して勉強に集中することができました。しかし、二浪目になっても、思いのほか中々模試で結果が出ず、さらに推薦入試で合格した友人達が塾を去っていく十一月十二月は「この時期にE判定で合格した前例はあるのだろうか？」と不安に襲われ、とても焦りを感じて辛かったです。
それでも最後までがんばり抜けた原動力は、模試の結果に実力が反映されない原因を自分なりに分析できていたことと、それを克服するために入試本番までにやるべきことがしっかりと見えていたことでした。その上で、受験が終わった後のこと（落ちたらどうしよう、合格したらどうしよう）等は一切考えず心を無にして、入試本番に最高の力が発揮できることだけを考えて、一目散に勉強し続ける「機械」になろうと決心しました。その結果、何とか入試直前までにやるべきことをやり遂げて、気がつけば第一志望に合格していました。第一志望校の受験本番、理科で苦手な問題に遭遇し一瞬頭が真っ白になって、「もうこれで終わってしまった」と諦めかけたものの、目を閉じて、心を落ち着かせて、もう一度問題を見るとふと解法がひらめきました。今思えばあれはこれまで最後まで模試で結果が出なくても、信じる先生に支えられて二年間朝から晩まで一生懸命勉強してきた自信のお陰と確信します。そしてこの経験は、私にとって人生の糧となるでしょう。
こんな私を最後まで諦めずに指導してくださった先生方、最後まで親身にアドバイスしてくださった教務の方、毎日心と身体に良い献立を作っていただいた食堂の方、そしてずっと私を信じて、こんなに恵まれた環境の富士学院に通わせてくれた両親に心から感謝します。