2023年度医学部受験に見事打ち勝ったT・H君の合格体験記です。

僕はこの五年間の浪人生活の中で、たくさんの友人と出会い、たくさんの友人の合格を見送ってきました。浪人中に成績を伸ばすことが出来たのは、彼らと協力してきたからだと思っています。そんな中ついに僕も合格することができ、思うことがあります。それは｢自分が選ばれたということは、誰かが選ばれなかったのだ｣ということです。僕は選ばれなかった誰かの一年も背負って、これから大学で勉強していきたいと思います。
五年という長い時間を経て合格した今、ようやく｢浪人してよかった｣と言えます。いや、浪人なんかせずに現役で合格した方がいいのはもちろんなんですけども。それでもこの浪人生活の中で得られた学力、忍耐力、友情は他では得られないものでした。僕には飛び抜けた才能も無ければ、飛び抜けた努力をしてきたとは思いません。ただ諦めなかったことが今回の合格に繋がったんだと思います。