こんにちは。広島校の中尾です。
いよいよ年末となり、広島大学ふるさと枠の面接試験も先日終わりました。11月初旬から続いていた学校推薦型選抜、総合型選抜が一段落したところではありますが、一般選抜に向けた対策が間髪入れず行われています。今年度の学校推薦型選抜、総合型選抜を振り替えると、広島校では以下のような実績を残すことができました。
【川崎医科大学総合型選抜】
一次試験合格 5名
最終合格 3名
【福岡大学医学部学校推薦型選抜A方式】
最終合格 2名
【東京医科大学医学部全国ブロック別学校推薦型選抜】
一次試験合格 1名
【関西医科大学医学部一般枠学校推薦型選抜】
一次試験合格 1名
国公立大学に関しましては、島根大学1名、鳥取大学1名、広島大学ふるさと枠1名が受験しています。結果は共通テスト以降となりますのでまだまだわかりませんが、どの生徒も面接試験は手ごたえを感じることができたようです。
面接については、推薦選抜では医師になるということの熱意や意欲はもちろんですが、地域医療の現状や課題など知識理解を問われるようなかなり踏み込んだ内容も質問されることが多く、付け焼刃の知識や準備では対応が難しい傾向にあります。本校の生徒も、最初はうまく答えることができず黙してしまうこともありましたが、その都度アドバイスを行いながら生徒自身に考えてもらい、何度も練習を重ねてきました。本番前には様々な質問に臆することなく答えることができるようになり、生徒達も自信を持って本番へと向かう姿を見て大変頼もしく感じました。面接試験終了後には、「とても和やかな雰囲気で話をすることができました」「練習したことを活かして、想定外の質問にも落ち着いて答えることができました」との感想を述べており、これまで頑張ってきた成果がしっかり発揮できたのだと嬉しく思いました。あとは、共通テストでの点数が合否を分けることになりますので、最後まで気を引き締めて学習を頑張ってほしいと思います。
また、12/6に安田女子中学・高等学校、12/14に広島城北中学・高校にて、「医学部入試の本質と合格を勝ち取るための準備と心構え」と題してセミナーを開催しました。
安田女子高等学校は生徒保護者合わせて60名ほど、広島城北中学・高校では生徒保護者合わせて40名ほどのご参加をいただきました。
今回のセミナーは、高校3年生はもちろん、中学生~高校1年生など受験までまだある程度時間がある学年の生徒さんも大勢参加してくださっていました。セミナーでは、医学部受験の勉強が医師としての将来にどのようなつながりがあるのか、といったことをはじめ、日々の過ごし方や定期試験への取り組み方、面接試験に向けて日頃から意識できることなど勉強への姿勢についてお話しすると共に、複雑な医学部入試についてデータを交えながら現状を説明させていただきました。熱心にメモを取られながら聞いている方も多く、セミナー後に個別の質疑応答のお時間を取らせていただきましたが両高校とも多くの生徒が集まり、村田学院長を囲んで質問など尽きない様子でした。また広島城北高校では受験大学の内容に合わせた模擬面接を実施しました。実際の面接を想定して面接試験会場への入退室から行い、想定される質問を中心に実践的な指導を行わせていただきました。生徒からの質問も多く、予定時間を超えての実施となりました。
以下、セミナーに参加していただいた方の感想を一部抜粋して紹介いたします。
・今日の講演会で、医師になるために必要なことは頭のよさだけではないことを知ることができました。そして、自分が医師になる決意を確認することができ、なぜ医師になりたいのかを考えることができました。自分は中一で知っていることは少ないため、今日のような講演会を何回も聞きたいと思いました。(城北中学1年生)
・今、中学3年生の保護者ですが、今何が大切か、何に向かっていけばいいのか、また、今やっていることが将来の大学だけでなく、仕事にどう繋がっていくのか具体的なイメージが描けたと思います。まだ息子は何となく医学部という段階で、私もまだ何も調べることもありませんでしたが、今日の講演をきっかけに親子で共有し、話し合ってみようと思います。先生の熱い思いが心に響いた素晴らしい時間でした。(城北中学保護者)
・私はこれまでなぜ医師になるのに国語や社会をこれほど勉強しなければならないのかと疑問を抱きながら勉強していたが、今日の話を通じてすべては医師になった後のコミュニケーションに関わってきて、医師になるにあたり必要なことだからか、と合点がいった。また面接に関して、それから医師になるという自覚があるのかを問うためにあるので、今自分の覚悟をしっかり伝えられるように頑張ろうと思う。これからも勉強を頑張ることはもちろんであるが、少しやる気がなくなったときは、未来の自分が医師として患者と向き合うために必要なスキルを身に付けるのだという考えを持って勉強しようと思った。(城北高校3年生)
・家族の影響で医師になりたいという気持ちが小さいころからありましたが、今日のセミナーを聞いてなんとなくではなく一人の人間として医師になりたいと思いました。特にセミナーの中で聞いた人の止まりかけた生命、人生を未来へつなぐ仕事という言葉が心に残りました。これから生活で感謝、素直、自立することを忘れず、人生経験を積んで、患者さん一人一人に寄り添える医師になれるように頑張ります。(安田中学1年)
・各科目それぞれに受験だけでなく実際医師として働いているときに活躍するというお話がとても印象強かったです。今まで目の前の成績や受験のために勉強があると思っていたけれど、自分が医師になったときに生きてくると思ったらモチベーション高く勉強できそうです。自分はまだ苦手科目を避けていたり、毎日コツコツ勉強できていなかったり、たくさん改善するべきことがあるなと改めて感じました。貴重なお話しありがとうございました。(安田高校2年)
・勉強面だけでなく、なんでも人間性と言われますが、医学部というのはまた深く考えていくべきところがあるのを実感しました。親のサポート面も大変だと思いますが、何よりも子ども自身の強い気持ちが特に問われる学部だと思います。かえって娘と話題にしたいことが沢山見つかりました。ありがとうございました。(安田高校保護者)
その他沢山のご感想をいただきました。ご参加ありがとうございました。
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