勉強の相談だけでなく、それ以外の辛いことや悩みも親身に聞いてもらいました。こうした距離の近さは、富士学院ならではの魅力だと思います。

私は、兄が通っていたことがきっかけで、高二の夏から富士学院に通い始めました。もともと人見知りだったため、塾や予備校に通うことに少し抵抗がありました。しかし、初めて校舎を訪れた日、校舎長や教務の方がとてもアットホームな雰囲気で迎えてくださり、積極的に話しかけてくださったことが、私にとってすごくありがたく感じられました。
高校生の頃から富士学院に通ってはいましたが、当時の私の成績は医学部合格には程遠く、「医学部に進学して医師になるんだ！」という覚悟もまだ固まっていませんでした。個別指導のおかげで成績が伸びた部分もありましたが、ほとんどは定期試験のための勉強になってしまっていました。
その後、浪人してゼミ生になり、集団授業や毎日の予備校生活を通じて、学習環境も心情も大きく変わりました。「ここにいる全員が医学部合格を目指して勉強している。この中の一人である自分も、必ず合格をつかみ取らなければならないのだ」と実感したとき、ようやく覚悟が決まりました。
まずは徹底的に基礎を固めようと思いました。特に数学が苦手だった私に、数学の先生は何度も何度も同じような質問をする私に根気よく向き合い、メンタルが弱ったときも「大丈夫！できるから！」といつも励ましてくださいました。他の教科の先生方も、いつも丁寧に指導してくださいました。また、ゼミ生になってからは教務の方ともよく話すようになり、勉強の相談だけでなく、それ以外の辛いことや悩みも親身に聞いてもらいました。こうした距離の近さは、富士学院ならではの魅力だと思います。さらに、食堂の方も季節ごとに様々な工夫を凝らしてくださり、閉鎖的になりがちな浪人生活の中で、気を休める時間を作ることができました。
最後に、私は受験勉強のやり方さえよく分かっていなかったのですが、「とにかく質問して、分からないところを減らすこと」「先生と積極的にコミュニケーションを取ること」を意識したことで、しっかりと対策をし、合格を勝ち取ることができました。
今は辛いと感じることもあるかもしれませんが、逃げずに自分と向き合えば、必ず道は開けると思います。どうか諦めずに頑張ってください。応援しています。