自分に合った医学部を見つけよう!志望校の選び方を解説 | 医学部受験コラム | 医学部受験予備校【富士学院】
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医学部受験コラム

自分に合った医学部を見つけよう!志望校の選び方を解説

「医学部選び」で大事なことは自分にとって「合格の可能性が一番高い出願先」を選定すること

医学部への進学を希望する人は多いですが、そんな中で「正しい情報」を知らずに安易に受験に臨み一年を棒に振ることが少なくありません。ひと言で医学部といっても、国公立と私立では試験の内容だけでなく学費や要項なども含め大きな違いがあります。この機会にぜひ、医学部受験の本質と志望校選びのポイントを知っておきましょう。

医学部は「偏差値」だけでは合格できない!?学力だけではなく医師としての資質が問われるのが医学部入試

医学部の偏差値は全体的に高いものとなっています。なぜ偏差値が高いのでしょうか?それは人の命と向き合う「医師」という職業が高度な知識と思考力、判断力、人間性や社会性、倫理性等様々な能力が要求されるからです。しかし「偏差値」というのは一つの目安にはなりますが、医学部を目指す上で絶対ということではありません。“学校の勉強ができているから”といって、また“全国模試で高い偏差値を取っているから”といって、それがそのまま医学部合格に直結しないのが医学部受験の難しさです。その一番の理由は、医学部受験はただ単に頭の良さを競う他学部の入試とは違い、医師になる人を選別する試験でもあるからです。医学部に合格するためには学力だけでなく医師としての資質も問われることになります。多くの大学で、入試に面接試験や小論文試験が課せられているのもその為であり、近年では面接試験がさらに重要視される傾向もみられます。また、学科試験においても、医師としての大事な資質である“粘り強く思考できるか”を問う医学部独特の入試問題などが出題されるため、たとえ全国模試で優秀な成績を取っていても、それがそのまま医学部合格には直結しないというのが、医学部入試の大きな特徴です。

志望校選びは大学毎に異なる入試の概要や評価基準、最新入試情報を詳しく把握し、合格の可能性が一番高い出願先を決めること!

入試の概要や要項、アドミッションポリシーは各大学で大きく違い、合否判断基準もそれぞれの大学で異なります。それは学力試験の出題範囲から出題傾向、そして配点基準、さらに面接試験の方法から評価基準に至るまで全てにおいて違ってきます。したがって、合格を勝ち取るためには大学毎の最新入試情報が必須であり、その情報があるかないかは合否を大きく左右します。もっとも、情報があってもそれを自身に活かせる環境がなければ全く意味がありません。最新の入試情報に照らし、現在の成績状況から自分に合った出願先はどこなのか、そしてどのような対策を講じるべきなのか。そうしたことに対応できる医学部受験の学習環境の中で合格の可能性が一番高い出願先を選定し、後はその対策をいかに取るかが合格を勝ち取る最大のポイントとなります。

私立医学部の学費は高いというだけで諦めていませんか?医師修学資金制度や奨学金等の情報を知ろう!

医学部の国公立と私立の差といえば「学費の差」が真っ先に挙げられます。もちろんそれはひとつの事実で、国公立と私立では学費に大きな差があり、私立の場合は6年間の学費が4,000万円を超えてくるところさえあります。そのようなときに知っておきたいのが「奨学金制度」や「医師修学資金制度」です。返還義務のある「貸与型」と返還義務のない「給付型」とありますが、貸与型であっても大学や都道府県によっては卒業後に指定の病院や特定の地域でへき地医療を指定年数勤務すれば返済が免除になり、実質的に給付型奨学金と同等の扱いになるものもあります。また防衛医科大学校などは難関ではありますが、経済的に大学進学が難しくても身分が「国家公務員」となるため学費は必要なく、給料が支給されます。このように自治体や大学によって条件は様々なので、経済的な事情がある方は、ぜひ一度その修学資金情報を調べてみることをおすすめします。

医学部合格はゴールではなく、医師になるためのスタートライン。医師としての自分の将来像を頭に描いて、しっかりと考えていきましょう。

最後に、日々頑張り努力し、ひとつの目標である医学部合格を果たしてもそれはゴールではなく、医師になるための新たなスタートという強い意識と自覚を持つことです。医学部受験は難関のため、医学部に合格することがとても大きな目標になりがちですが、目標はあくまでも「医師」になることであり、医師として活躍するということが本来の目標であるべきです。しかし、現実には合格を追い求めるあまり、合格が最大の目標となり、その目標を達成したことにより、いわゆる「燃え尽き症候群」となり、医学部での新たなスタートを切れない医大生がいることも事実です。特に全ての医学部で実施された国際基準に準じた医学教育カリキュラムの導入は、多くの留年者や退学者を出す危険性を秘めています。極端に言えば、“医学部に入ったからといって医師になれるとは限らない”という現実が待っているということもしっかりと認識しておくべきです。もっとも、医学部6年間も、更には医師になってからも勉強は常に必要であり、医師として活躍していく以上、勉強とは生涯向き合っていくという覚悟も必要です。医師という職業はとてもやりがいのある素晴らしい仕事であると同時に、命と向き合うとても責任のある仕事です、だからこそ様々な壁を自らの力で乗り越えていくことが求められます。医学部合格に近道はありません。ただ、遠回りだけにはならないよう、知っておくべき大事なポイントを理解し、自身に合った医学部受験の学習環境を見つけ、その中で出来るだけの努力を続けていきましょう。“思いは叶う”“絶対叶う”です。