医学部合格の実績で予備校を選ぶ際の注意点 | 医学部受験コラム | 医学部受験予備校【富士学院】
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医学部受験コラム

医学部合格の実績で予備校を選ぶ際の注意点

医学部予備校の合格実績で注意すべきポイント

医学部は一次試験に合格した後、二次試験に失敗して浪人になってしまうケースが少なくありません。医学部予備校の中には、一次の実績のみを掲載しているところがありますので、注意が必要です。また、私立の二次試験を受験した場合、最初の発表で決まる正規合格と、辞退者が出てから順番に繰り上げとなる補欠合格が存在します。私立では正規がそのまま進学することは半数もないことが多いので、補欠でも合格としてカウントされます。ただし、補欠者に順位を公表するところもあれば、順位を公表せず、補欠対象者に通知するところ、順位も非公表で補欠かどうかも公表しないところもあります。つまり、大学によっては繰り上げになるかどうかギリギリまで分からないことになります。
また、補欠を一次、二次に分類し、一次から順番に繰り上げるところもあり、二次補欠になれば合格が見込めないというところもあります。にもかかわらず、補欠者を実績として掲載している予備校があるので、要注意です。繰り上げになって初めて実績となるので、特に一次と二次の合格者人数がほぼ同数の場合は問い合わせた方が良いでしょう。そして、私立は複数の医学部を併願していることが多く、複数校に合格しているのが普通です。一次も二次のどちらも重複した数字で合格者数が掲載されていると考えてください。およその目安でいうと一次の人数のうち進学する人は5分の1以下、二次の人数のうち進学する人は半分程度とされています。一方、国公立では併願することができないので、前期と後期で重複することを除いて、ほぼ重複しない数字だと考えられます。あくまで最終進学者数がもっとも重要になるということです。

推薦入試や二次試験対策の合格実績の正しい見方

推薦入試は中高一貫校が指定校となる推薦や、内部推薦などが大多数を占めます。ほぼ高校内で合格が決まっているのが現状です。指定校向けに短期間の推薦入試対策講座を開催し、参加した受験生を実績として掲載している予備校があります。推薦入試対策の実績であることを正直に掲載していれば構いませんが、一般入試と推薦入試を合算していると正確な合格の実績が掴めません。推薦入試が多くを占めている可能性もあります。その場合、一般入試を目的として予備校に通っても、希望通りの結果が得られないことも考えられます。推薦入試対策講座のある予備校では内訳が記載されているかどうかチェックし、公開していなければ問い合わせて確認するようにしてください。
また、面接や小論文の二次試験に特化した対策を行っている予備校も多く存在します。その中で二次試験対策だけを受講した生徒を実績として含めているところがあります。二次試験の準備は当然、必要ですが、医学部入試では学科の一次試験がもっとも重要で、二次試験で大きく差が開くことはあまりありません。二次試験対策に力を入れている、または大きく宣伝している予備校の場合、通年で通っている生徒の実績をしっかり確認するようにしてください。一般入試とは別に推薦入試や二次試験対策を行っている予備校は要チェックです。

医学部予備校選びで合格実績は重視すべきか

予備校選びで重視すべきポイントとして一般的に合格実績が挙げられます。確かに人数が多ければ予備校の指導力も良く思われますが、大手予備校の場合、受講者数自体が圧倒的に多いので、人数が多くなるのは当然です。また、選抜試験を勝ち抜いた優秀な生徒ばかりが入学する予備校であれば、当然結果もついてきます。本当に見るべきは自分が志望する医学部に、合格者をどのくらい出しているかです。
その予備校が輩出している人数全体から、自分の志望する医学部の実績が何割くらいになるか計算してみてください。そうすることで自分が目指す医学部入試に最適な予備校かどうか判断できるでしょう。さらに自分に合う学習方法を行っていなければ、どれだけ真面目に通っていたとしても成果を上げることは難しいです。
予備校にはさまざまなタイプがあり、一人ひとりの学力や志望校に合わせた個別指導を行う学校、同じレベルの生徒と切磋琢磨させる集団授業を行う学校、朝早くから夜遅くまで長時間の指導を行う学校などがあります。重要なことは自分に合った授業スタイルであるかどうかです。集団授業でついていけるか心配、マイペースで勉強したい、勉強をサボる心配があるという方は個別指導が適しています。一方、同じ目的を持った学生と刺激し合いながら勉強した方がモチベーションを保てるという方は、少人数制指導や集団授業が向いています。自分に合う予備校選びは、自分の性格や向き不向きを知ることから始めることが大切です。予備校の規模によっても、サポート体制や設備などで違いが出てきます。講師や授業内容、しっかりサポートしてくれる体制があるか、予備校の情報を細かくチェックすることが必要です。